一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“東京店最終日”
いよいよ本日、SOU・SOU東京店の最終日です。
思い出が詰まった東京店を閉じるのは、なかなか感慨深いものがあります。
東京店をオープンするにあたっては、設計の段階からバタバタしていて、辻村さんがいそがしくて京都におられなかったので、東京の京王プラザホテルで打ち合わせをした覚えがあります。
打ち合わせが終わった後、辻村さんが「じゃあちょっと寿司でも行きましょか」と言われたので、同じ京プラ内にある小さな寿司屋に入った。
そこでビールを注文した後、「まあ、軽くお任せしますわ」と店の人にオーダーした。そして、小一時間ほど寿司をつまんで、じゃあ帰りましょかと言って伝票をチラッと見たら、すごい金額が書かれていた。
僕はそんなお金を持っていなかったのでオロオロしていたら、辻村さんが「あー、この部屋番号にまわしといてー」と大人なコメントをされた。しかし、目は泳いでいて、酔いは完全に醒めていたと思う。
帰り際、店の看板を見たら「銀座 久兵衛」と書いてあった。実は、当時は久兵衛を知らなかった。店に入る前は、くら寿司程度に考えていたので、知っていたらもっと味わって食べていたと思う。
まーそんな事を経て、ヴィーナスフォートにお店を出したわけです。いろいろありましたが、全て良い思い出です。
ヴィーナスフォートのテナントの皆様にもお世話になりましたし、館長をはじめ、クルーの方、運営室の方にも大変お世話になりました。
森ビルさんには、今後も何かしらお世話になるかもしれません。その時は、何卒よろしくお願い申し上げます。
それでは、本日ラストですが、東京スタッフ皆でお客様のお越しをお待ちしております。是非お運びくださいませ。
写真は、10年前の3月8日、オープン当日の様子
こちらは、脇阪さんと辻村さん
ちょっと懐かしい。
それでは、また明日。