一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUへの道(45)”
※これまでの「SOU・SOUへの道」はコチラ
ある日、アメリカからメールが届いた。
内容は、サンフランシスコのジャパンタウンに日本のポップカルチャーの米国発信拠点をコンセプトとした複合商業施設「NEW PEOPLE」が出来るので、その中の雑貨フロアでSOU・SOUのものを扱いたいとのことだった。
その後、わざわざ担当の方が京都まで出向いてくださって、いろいろ説明を受けた。
まー、悪い話でもないし、海外の卸ならいいかと思っていた。
ところがその後、話は一転して、その会社のトップの方から連絡が来た。内容はNEW PEOPLEにSOU・SOUサンフランシスコ店を出店しないかというオファーだった。
話が長くなるので端折りますが、熟考の結果、最終的にその時は出店をお断りした。簡単に言うと時期尚早だと思ったのだ。
しかし、いろんな方が現れて様々な手伝いをしてくださり、気がついたらSOU・SOUサンフランシスコ店は完成していた。
その間、僕は一度も現地に足を運んでいなかった。
なぜ、オファーを断ったのにこういう事になるのか。
それは、オファーしてくださったNEW PEOPLEのトップ、そう堀淵さんの理解不能な波動に巻き込まれてしまったのではないかと解釈している。多分、掘淵さんの周りのいろんな人が、同様の経験をされているはずだ。
しかし、今となっては本当によかったと思っている。同時に、いつかアメリカでカマしてやろうと二人で企てている。僕一人の力は大したことはないが、堀淵さんがいれば百万馬力だ。
つくづく思うのは、人生はどうなるのか本当にわからない。思うようには進まないし、また、思うように進むのが良いとは限らない。そういうことを度々実感してきた。
今後もSOU・SOUはさらに海外へと進出していくのだろう。その時に必要なのは、おしゃれな人でも仕事が出来る人でもない。金乱倶楽部のような傾いたイカレタ連中だ。
世界のトレンドを軽く無視して、皆の視線を集めながら街中を闊歩してくれる傾衣人達。そんな連中が不可欠だ。
「我こそは!」と思う人は是非入部を!
写真は、金乱倶楽部城崎支部長からの献上品。
ちょっと暴走族っぽくなってきてるな・・・
それでは、また明日。