一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUへの道(43)”
※これまでの「SOU・SOUへの道」はコチラ
SOU・SOUが当初サッパリの売上げだった時、地下足袋のおかげでV字回復したことは以前にも書きましたが、実はそれ以外にこの女の子のおかげでもありました。
SOU・SOU歴の長い方はご存知かもしれませんが、井上香奈ちゃん。職業絵描き。
10年以上前にさかのぼりますが、京都のteems design + moonbalanceに彼女がはじめて友人とふらりと来てくれた時のこと。
「ちょっとスミマセンが、ここのお店のモデルをやってくれませんか」とおもむろに声をかけた。今思えば怪しいナンパのようだ。
しかし「いいですよ」と快く返事をくれた。彼女は京都造形芸術大学の学生だった。
後日、当時僕が作っていたレディースの服を着てもらって写真を撮った。そしてその写真をお店に貼ったら、そのアイテムがよく売れた。凄い効果だと思った。
ちなみにその時はまだnetshopはやっていなかった。
やっぱりカワイイ子が着ると商品がよく見える。
それからも、香奈ちゃんにはずーっとモデルをお願いした。おかげで、それまでより断然服が売れるようになった。
モデルをお願いしてから少し経った頃、地下足袋を販売することになった。香奈ちゃんが地下足袋を履いた写真を撮ると、若い女の子によく売れた。
ちなみに、もりたさんに地下足袋を履いてもらって写真を撮ったときは、若くない女性によく売れた。
teems designからSOU・SOUになり、売上げが崖っぷちな時にフッと現れて救ってくれた不思議な縁の女の子の話でした。
原画前で
それでは、また明日。