一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUへの道(42)”
※これまでの「SOU・SOUへの道」はコチラ
SOU・SOU着衣が出来てから約1年後、スタッフの徳治夫婦の間に子供が生まれた。今年小学2年生になるはるかだ。
産後も千夏っちゃん(お母さん)は働く気満々だったので、赤ちゃんを抱っこしながら伊勢木綿のお店に立ってもらうことにした。
赤ちゃんを抱っこしながら働くというのは昔はよくある光景だったと思うが、最近ではほとんど見かけない。
ウチも実家がうどん屋だったので、母親は僕をおんぶして毎日朝から晩まで働いていたという。
伊勢木綿の店内レジ前に小さなスペースがあったので、ベビーベッドを置いた。ジャストサイズだった。徳治も絶妙なサイズのベッドを見つけてきたもんだ。
店内にベッドがあって、そこで赤ちゃんが寝ているというのはちょっとビックリするかもしれないが、まーいいかと思ってそうした。
お客さんも概ね理解してくださっていたように思う。(中には不快なかたも居られたと思いますが)
そんなある日、僕が経営していた最後の洋服屋を閉めることになった。スタッフのために最後まで残していたのだが、とうとう終了する日がやってきた。
そこで、その店舗をどうしようか考えていたら、千夏っちゃんが
「こども服をやったらどうですか。絶対いいと思います!」
徳治と一緒に三人で焼肉を食べていた時に猛烈にアピールしてきた。
「SOU・SOU好み」という店名でオリジナル以外のセレクトアイテムを扱う店か、「SOU・SOU絞り」という国産の絞りだけを扱う店を考えていたのだが、結局千夏っちゃんの熱意に負けて子供服にした。
店名は、こどもらしい気持ち=童気(わらべぎ)ということから、SOU・SOUわらべぎにした。
千夏っちゃんは子育て、家事、オッサンの面倒を見ながら、わらべぎの企画もやってくれた。あの時期は、情熱大陸が彼女を取材するべきだと思った。
(つづく)
画像は、新年の挨拶にお越し下さった川本さん。
毎年びしっと着物です。
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無理でした。
それでは、また明日。
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4 件のコメント
ベビーベッド、懐かしいです。
SOU・SOU仕様のお布団のなかで足を投げ出し爆睡していたあの赤ちゃんが…と思うと陰ながら感慨深く思います(笑)
本当に懐かしいですね…。
懐かしいお話ですね。
遙ちゃんも毎日の通勤(?)、よく頑張ったと思います。
これも、社長様はじめ会社の皆様のご理解とご協力があったからだと感謝しております。
ほんとに有難うございました。
全ては徳治が持ってる運ではないかと思います…。