一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUへの道(19)”
※これまでの「SOU・SOUへの道」はコチラ。
アポなしで出向いた辻村デザイン事務所。
「いつもは居ない事が多いんですけど、今日は辻村おりますんでどうぞ」とスタッフさんが通してくれた。
初めて会った辻村さん(ハッサンは「辻やん」と呼ぶ)は、気さくな方だった。
「何の御用ですか?」
「家を建てたいと思ってるんです」
「そうですかー」
てな具合で話は進んだ。
辻村さんが手がけられたいろんな店舗の写真を見せてもらった。
そしてこの日初めてインテリアデザイナーという職業がある事を知った。
なるほど、こいういう事か。それまでお店作りは店主と工務店が相談して決めるのだと思っていた。
家はオシャレなものは建築家、ベタなものはハウスメーカーが作るのだと思っていた。
2時間ほど話して事務所を後にした。
帰り道「多分この人に依頼するんだろうなー」と思っていた。
しかし、たった一人初めて会っただけで自宅の設計をお願いするのも何なので、友人の設計事務所や知人の紹介の建築家の人にも会ったりした。
その後それぞれにプランを出してもらったが、辻村さんのデザインはバツグンだった。
「インテリアデザイナーの家は、オシャレかもしれないけど住みづらいかもよ」という知人の意見もあったが、それはクライアント次第だろうと思い、初めの直感通り辻村さんにお願いすることにした。
辻村さんに出会ってから、以前の100倍くらいインテリアデザインや建築に興味が出てきて、付き合う人も変わってきた。
これまで全て自分で考えていたお店のデザインも、全て辻村さんに依頼するようになった。
そうこうしているうちに「脇阪さんって、知ったはりますかー」と聞かれた。
「いや、知りません」と答えた。
「テキスタイルデザイナーをされている方で、ものっすごい良い人なので今度紹介します」と言われた。
「はい」と答えた。
(つづく)
写真は、ちゅぢゅきさんの新ギャグ「パチョーン」
それでは、また明日。
- プロデューサー若林が最近書いた記事
- 関連記事
-