SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“朝茶事のこと”
ある夏の日
お茶教室のメンバーで企てた「朝茶事」という茶会に参加しました。
茶の湯において懐石、濃茶、薄茶をもてなす正式な茶会にも、季節や時間帯によって
いろいろな種類がありますが、今回は主に夏の早朝に行われる朝茶事の番外稽古です。
夏の暑さを避けるため早朝6時から行うのが本来ですが、さすがにそんな時間に
貸してくれるお茶室はありません。
それでも朝8時から準備させてもらえた下鴨茶寮さんには感謝です。
当日の朝、慣れない手つきながらお花やお菓子、茶器にいたるまで生徒たちで協力して準備をします。
この日の床の間の掛け軸は「瀧」
滝が流れて水が落ちていく姿を想像させる涼しげな掛け軸です。
そして、お点前は「せっかくだから名水点てをしたら」とすすめていただきました。
夏においしい名水を楽しんでもらため、梨木神社の名水を朝から汲みに行って、
釣瓶に見立てた水差しを使います。
新しい釣瓶は木の香りが強く、水にまでその香りが移ってさわやかな味に感じられます。
一枚だけ写っていたお点前の証拠写真
なんという贅沢でしょうか。
そうやって日本人は四季を楽しんできたのですか!
最後に、料理人の腕の見せ所
茶懐石も美味しくいただきました。
2 件のコメント
和を感じますね、、素晴らしいです。
yosi様
日本文化は歴史が長い分、稽古をすればするほどまだまだ入り口に立っているように感じます。今回も浅はかな知識で苦労しました。