SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“今も昔も”
着物好きを語っていると、着なくなった着物を譲ってもらうことがたまにあります。
今回は90歳のおばあちゃまの娘時代の銘仙をダンボール一箱分、
「その中から好きなの持って行きなよ」と。
銘仙は明治後期から大正・昭和と流行した女性の着物です。
半世紀から1世紀も前に着られていた衣類にしてこのモダンで鮮やかな柄!
こんなにポップな柄を街行く女性が皆着ていたら、それだけで明るく元気が出そうですね。
愛され続ける柄だけに、良い状態の銘仙は今では希少価値が出ているようです。
個人的には銘仙のようないわゆる大衆向けの着物が復活してもっと手に入りやすく
なることを願っていますが。
そういえば先日発売されたテキスタイルデザイナー脇阪さんの本ですが、
さっそく拝見しました。
ページをめくりながら、銘仙が今の時代も衰えないデザインであるように、
このポップなテキスタイルが50年、100年後の日本人に愛され楽しんでもらえている
ところをふと妄想するのでした。
5 件のコメント
羨ましい☆最近「きものという農業」という本を(綿の自給率0%)の見出しにひかれて読みました。この本を読んでからおさがりがさらに魅力的なのですが、うちの母は着物も帯もカビ・シミだらけで貰える状態だったのはほんの少し(笑)
紫陽花様
カビ臭だけだと着物丸洗いクリーニングで落ちるようですよ。
シミが気になる場合は胴裏・八掛だけを換えてもいいかもしれません。
ハイカラな柄ばかりですね。素敵です。
私には、着物は、敷居が高くもっぱら、作務衣やもんぺです。
地元福岡の、久留米絣作務衣を着ると、団子やさんの販売員みたいになるのが悩みです。
久留米絣や、頑張ろう東北で、会津木綿もソウソウとコラボして欲しいです。
ちぃ舎ん様
SOU・SOUでは今のところ久留米絣は扱っています。着物の産地は全国色々あって興味深いですね。
久留米絣の商品拝見しました。
もんぺかわいいです。
余談ですが只今、久留米絣のハギレで、腕カバーを製作中です。
ソウソウと絣繋がり嬉しいです。