一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“【一日一駄話】”
日本のファッション
日本のファッションブランドは、確かにオシャレで品質も高く、海外でのウケも良い。
でも、何となく本物感がない。
外国のコピーですもんね、基本的に。
でも、最近和服以外に日本のオリジナルファッションと言えるものがある事に気が付いた。
それは、ロリータ・ファッションです。
好きか嫌いかは別ですよ。
ただ、ロリータファッションは三宅一生や山本耀司、高田賢三等、日本の大御所デザイナーの影響を受けたわけでもなく、もちろん外国の真似でもない。
服の作り方だって多分独学でしょうね。ファッションの専門学校でも先生がアドバイス出来ないと思います。
更には、町中であれを着ていると一般人から結構好奇の目にさらされると思いますよ。
にもかかわらず、当の本人達は全く気にせず自由に楽しんでるように見えます。
そしてもはや社会現象みたいになってる。
という事は、オリジナリティがあって、とてもタフでパワフルなファッションだと言えます。
流行のファッションブランドには欠落しているエネルギーを確実に持っています。
そして和服同様、外国人よりも日本人が一番良く似合うというところも洋服とは違う面白いところ。
外国人がこのジャパンオリジナルファッションに興味を持つのも理解できる気がするのです。
ロリータ・ファッションが好きなわけではありませんが、彼(彼女?)らの独創性とパワーには尊敬してます。
最近気づいた、僕の中での大きな出来事でした。
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それはきっと彼女たちの、着ることに対するエネルギーの
方向性だと思うのです。
コンサバ指向の方々は「無難」という名のTPOと、
日本に於いては亡霊であるということにも気付かずに
「クラース」(≒少しでも高く見えるブランド)にこだわり、
またそのことにエネルギーを費やし、その対極に居る
ロリータちゃん達は「服を着る」ということに純粋に
こだわり、またそのことこだわる自分に「こだわって」
いると思います。
服を着ることでの「ワクワクドキドキ感」は、どちらに
多いと思いますか?なんて質問、愚問でしょ。
(勿論コンサバ指向の方々も、若作りした時と勝負パンツ
を履いた時には「ワクワクドキドキ」するんですけどね)
或る意味、ロリータちゃんは「傾いて」いると思いますよ。
SOU-SOUファンだったら、彼女たちの意気込みとか十分理解
出来るのではないのでしょうか。
どちらも街中での注目度が高く「オリジナリティがあって、
とてもタフでパワフルなファッション」ということでは
同類だとは言えませんか。
ところで。「ロリータファッションの草分け的存在」は
誇らしい称号ですが「ロリータ界の長老」って言われたら、
嫌でしょうね。
ロリータはおばあちゃんは似合わないところがSOU・SOUとの違いですかね。あ、メンズもないか。
いや、その部分はおまけのところなんですけどね。
若林さんは、そこが気になりましたか。
ま、いいか。