SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“親子で自由研究/巽 佳美”
今日で8月も終わり。
娘の長い夏休みも終了し、先週より新学期が始まっています。
夏休みと言えば、夏休みのワークに読書感想文、そして自由研究!!
今年は四年生の娘と「京都市営地下鉄東西線 駅名の由来」について、調べてみることにしました。
「太秦天神川駅」から「六地蔵」まで、17駅の中で気になる駅名をピックアップ。
まずは図書館で下調べし、ゆかりのある場所を実際に訪れてみることに。
その中で、今回は「太秦天神川」と「小野」をご紹介したいと思います。
「太秦天神川」の「太秦(うずまさ)」とは・・・
今から約1,600年前、この土地に渡来人の秦(はた)一族が移り住んでいた。
その中心人物である秦酒公(はたのさけきみ)が朝廷に絹をうず高く積んで献上し、喜ばれた天皇は「うずまさ」の姓を与えたと言われている。
(※諸説あり)
その秦酒公を祀った「大酒神社」が、太秦映画村の近くにあります。
そこからもう少し西へ行った住宅街に突如として現れる、古墳の一部。
これは秦氏の首長を埋葬していると言われる「蛇塚」です。
見に行った際、たまたま管理をされている方がいらっしゃったので中に入らせて頂くという貴重な経験が出来ました。
「小野」とは・・・小野氏が栄えた土地であり、有名な女流歌人小野小町が晩年を過ごしたと言われている。
(※諸説あり)
小野駅から徒歩約10分。
小野小町ゆかりのお寺「随心院」があります。
小倉百人一首の歌碑
小町が化粧をする際に使ったとされる「化粧の井戸」
庭園もすばらしく、紅葉時期にまた訪れてみたいと思いました。
その他にも、「蹴上(けあげ)駅」・「御陵(みささぎ)駅」・「六地蔵(ろくじぞう)駅」等を調べ、完成したのがこちら!!
普段何気なく乗っている地下鉄でしたが、由来を調べた事で、歴史を旅しているような気分になれました。
調べ、そして歩いて見る・・・。
体力的に大変な思いもしましたが、親子で自由研究、夏の良い思い出となりました。