SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“如月会 四国ふたり旅?徳島/みかも下駄斉藤さん編/荒木 正子”
昨日に続きまして、着衣スタイリスト・明日香さんとのふたり旅、徳島県へ…!
のどかな景色なこちらは、
みかも下駄の生産者、斉藤桐材工業有限会社(以下、斉藤さん)でございます。
写真左は、白木の下駄
写真右は、焼き下駄
です。
こちらが社長の斉藤さんです。中に入るなり、圧倒される下駄のつみ木の数!
斉藤さんでは、年間4万5000足、生み出されているとのこと。
斉藤さんご夫妻と職人さん2人の、計4人で作業されています。
こちらでは、鼻緒すげ以外の、木を切って、形成、塗布もしくは焼き、磨き、をされています。
斉藤さんに、実際の作業を見せていただきながら、色々おしえていただきました。
いろんな工程が思ったより、手作業でなされていました。
その中で、一番感動したのが、
焼き下駄の「焼き」とは、です。
手焼き(側面)
火力強めで、手焼き(底面)
バーニング!
「え、まさか、そんな焼き方!」
燃え上がる下駄をみて、明日香さんといっしょに気持ちも燃え上がりました。
気温が高い日は、なかなかの灼熱部屋になるそうです。
その後は、板を磨いて、艶をだします。
ススがでて、まわりは真っ黒になるかわりに、
下駄はツヤツヤです。
あと、斉藤さんが「社長には言ってないんですけどね?、、」
と、秘密を打ち明けて下さいました。
すみません、私の文章では伝わりにくいので、もし気になる方がいらっしゃったら、
明日香さんか、荒木におたずねくださいませ。
最後に奥様と、斉藤さんと、明日香さんの記念撮影。
実際、お会いできてとても嬉しかったです。
この道40年以上の斉藤さん、なんども「ものづくりは楽しい。」と仰っていました。
斉藤さんは、手元から、お客様の手に渡ることをとてもよく考えてらっしゃるのを感じました。
「長く、履いてもらえたらうれしい。」とも仰っていました。
だから、下駄の修理についても、こころよく迅速に対応してくださいます。
365日休んでいないそうです。
愛情いっぱいです。
まだ、みかも下駄を履かれたことのない方、今年の夏にいかがでしょうか。
足元から、元気がでてきますよ。
ありがたや、感無量の旅、如月会。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
(荒木)