SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“伝統産業の日2015/山田 充”
京都市では平成13年度から春分の日を「伝統産業の日」と定め、その日を中心に3月14日(土)?3月22日の間、1200年の悠久の歴史の中で培われた京都の「匠の技」の魅力を国内外に発信するため、岡崎・東山、室町、西陣など京都市内の各地で、多彩なイベントが実施されているそうです。
伝統産業の西陣織や京友禅のきもの、京焼・清水焼、京菓子などの工芸・デザインにも広く使われている今年誕生400年を迎える琳派ですが、現代の俵屋宗達と尾形光琳を思わせる、キーヤンこと木村英輝さんと、SOU・SOUテキスタイルデザイナー脇阪克二さんとのコラボレーションから生まれた「笑顔の使者の宝さがし」の小巾折穏は、イチ押しアイテムの一つです。
その小巾折穏を背負い、早速、歩いて行ける岡崎方面へお出かけしてみることに。
SOU・SOUからは祇園の中心を寄り道しながら通り抜けて行きます。
都をどりのぼんぼりや提灯が春を感じさせてくれます。
途中、白川の川の中に数多くのオブジェの群れが出現!
白川野外美術展という彫刻のイベントも開催されていたようでした。
そんなこんなで、やってきたのは京都市勧業館みやこめっせ。
この日は京都市伝統産業技術功労者顕彰記念作品展と早口言葉のようなかなり長い名前ですが、伝統産業に長年従事し、表彰を受けられた方々の作品が展示されていました。なんと言っても「技に生きる」というテーマが格好良すぎる!
地下一階の館内のほとんどが撮影禁止のため、残念ながら画像でお伝えすることはできませんが、職人の方々が長年に渡って継承されてきた卓越した技術に目を奪われるばかりでした。
また、京都伝統産業「ふれあい館」として伝統工芸品74品目、約500点を体系的に展示されている常設展示場も同じ地下一階のフロアにあります。
西陣織から京仏壇、京人形、京漆器、和蝋燭、京漬物など、国指定・京都府指定・京都市指定の伝統工芸品と京の手しごと工芸品の数々が所狭しと並べられています。
また、京都の玄関口もある京都駅ビルの南北自由通路にあるインフォメーション前スペースにて、京都市が認定した「未来の名匠」の方々の作品や、伝統産業の魅力を身近に感じていただくための「京もの」活用事業の一環で制作された伝統産業製品が3月22日まで展示されています。
(開場時間は午前10時?午後6時)
この期間中、きもの姿の方には文化観光施設の入場料や、京都市バス・京都市営地下鉄が無料になったり、様々な特典が用意されているようです。
特に今週末の3月20日(金)?22日(日)は市内各所でイベントが盛り沢山ですので、是非足をお運びください。