週刊NEW PEOPLE / SOU・SOUサンフランシスコ店からのお便り
“サンフランシスコで初釜”
1月は初釜(1年で最初のお茶会)のシーズンです。ここサンフランシスコでも今月は毎週のようにお茶会が開かれています。先日はノースビーチ地区にある裏千家サンフランシスコ支部の初釜にいってきました。
男性陣はみな袴でびしっとかっこよく。袴姿の男性グループはサンフランシスコの町並みでものすごく目立ちます。日本にいるよりも日本的な風景。。。
左から2番目のマイケルが履いている吉靴房 単皮(たび)、袴とばっちりあってます!
私は古い着物の上にたばた絞りのきさらぎを。きさらぎは着物でお出かけの際に羽織のようにさっとかぶれて防寒にもなるので便利です。絞り柄が目立つのか、通りがかりのティーンエイジャーのグループに一緒に写真撮って?とお願いされました。やっぱり日本人の着物姿はアメリカで喜ばれますね。
裏千家サンフランシスコ支部のサラさんとジェシカ先生。お二人とも着物姿がお美しく、しずしずとした歩き方も、話される奥ゆかしい日本語も、お辞儀の仕方も私よりもはるかに大和撫子度高し。サラさんは京都でお茶をお勉強されてた際によくSOU?SOU在釜でお茶されてたそうで、「SOU?SOUの和菓子をサンフランシスコ店でもだしてほしい?」とのリクエストをいただきました。いつか実現したいものです。
夕暮れ時から行われる茶事(夜噺とよばれるそうです)は今回初めてだったのですが、ロウソクの火の下でいただくお茶と懐石料理はとても風情があって、ここがアメリカだということを忘れてしまいそうになりました。お料理も、だされるお道具も素晴らしいものばかりでした。昔は電気がなかったから、昔の人はこんな風に薄暗い中でお茶をいただいてたんだろうなーと400年以上に渡るお茶の歴史に思いをはぜてみたり。
とっても素敵なおもてなしでした。
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