SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“【SOU・SOU日記】”
野生
秋の気配も近くなった最近
むさぼり読んでいるのがこの本です。
「野生の近代 再考?戦後日本美術史」
国立国際美術館の連続シンポジウムの記録本形式で書かれています。
結局、「戦前が全て」に収束しがちな日本美術史において
「その先」こそが未だ乗り越えがたい壁なのは言うまでもなく
ベタな懐古趣味への懐疑から手を出した本です。
一度、機会があれば読まれてみてください。
昭和の世代が戦後どう足掻いていたかが良く分かります。
エンターテイメントとしても、なかなか面白いですよ。
傾衣 ヤマサキ