一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

平成19年03月06日 火曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“足袋の旅 パート4 ?山口から津へ”

地下足袋に付きし大宰府春の泥
SOU SOU東京と青山店のスタッフ旅行で
三重県津市の臼井織布株式会社の見学に行って
きました。
外はベンガラ格子の佇まい、格子戸の上には
当時の電話番号「22」がグルグル回す木製の
箱型の電話器を想像させました。
格子戸を潜り抜けると中の土間は漆喰が敷き
詰められ、弾力性があり、長時間の立ち仕事で
足に負担をかけないような工夫がされていて、
壁には忘れられた昭和二十七年の暦が半世紀
以上前にタイムスリップさせてくれるようでした。
無くなりそうな伊勢木綿の文化の炎を消すまいと
奥に並んだ織り機がひたすら大きな音を立てて
反物を織っていました。
素晴らしい文化を無くしてはいけないと訴えている
ように耳に残りました。
加納

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