SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“お稽古に通う/長沼 ふみ”
3月下旬のお茶のお稽古。
茶室に入り、このお軸を見ると、あぁそうだったと思い出されます。
軸には、豊臣秀吉に自害を命じられた「千利休の辞世の句」が書かれています。
利休の命日は、旧暦の2月28日とされ
表千家では新暦の3月27日を「利休忌」とし、毎年家元で偲ぶ会が開かれるそうです。
先生が用意してくださった説明を熟読する瀬野店長。
この日は、「旅箪笥(たびだんす)」でお稽古。
「旅箪笥」は、利休が自害する前年に、秀吉の戦の茶会のために考案したお道具だそうです。
秀吉は、戦の合間にお茶を点てることで、武士の士気を高めたり、戦略を練る時間を持ったのだとか。
先生からは、現代のピクニックのようなものと教わりました。
扉を開けてお稽古開始。
このようにお道具が入っています。
主菓子のご銘は「菜花」。
菜の花は、利休が自害した際、周りに咲いていたという伝承があるようです。
お干菓子は、ピクニックのイメージで三色団子のすはまと、桜のおこし。
春らしいかわいいお菓子が、茶の湯の歴史の切なさを際立てます。
この日のお茶室の平和さと
先生のお話に垣間見える、利休と秀吉にまつわる政治とお金の問題。
その対照的なコントラストが印象的なお稽古でした。
