SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“つくる現場に行ってきた。/溝川 祐美”
ここ最近、撮影で見学にいかせてもらうことが続いたので少しだけご紹介させていただきます。
一つは公開中の「春のよそおい」予約から。
洛中唯一の蔵元
『佐々木酒造』さんの酒蔵にお邪魔させていただきました。
京都の酒蔵というと伏見エリアが有名ですが、佐々木酒造さんは市内の真ん中、西陣にあります。
洛中とは京都の市街地の中を指す言葉で一般的には、東大路、西大路、北大路、九条通の内側あたりのこと。
ちなみに本当に驚くほど市内の住宅街にあります。
酒蔵に一歩踏み込めばその香りに包まれ、ふつふつと発酵している酒樽に囲まれる酒蔵。とても不思議な空気感でした。
職人さんたちの息のあった作業。
併設のお店は週末たくさんのお客様で賑わっていました。3月まで酒蔵見学開催されていますのでぜひチェックしてみてくださいね。
「洛中で唯一残ったのはこの場所での酒造りを“やめなかった”から。」
こちらは佐々木社長の言葉。簡単に聞こえることが簡単ではないことを教えてもらいました。
撮影にあたってこちらからのお願いも快く聞いてくださった佐々木社長。本当にありがとうございます。
もう一つは京都を飛び出し奈良。
SOU・SOUの足袋下の製造をされている
『桑メリヤス株式会社』さんへ。

昭和28年創業。全国一の靴下生産高を誇る奈良県にて多くの協力工場と共に様々な種類の靴下を作っておられます。

SOU・SOUとの直接的なやり取りはもちろんですが、足袋下の出荷作業もしていただいております。この日もトラックにたくさん積み込まれて足袋下が出荷されるところでした。

そして
協力工場『セガワ繊維』さんにもお邪魔させていただきました。

ずらりと並び、休まず足袋下を作りづ続けている織り機。

技が光る指先部分。手縫いです。

足袋下を編む工程~商品として出荷されるまでの流れすべてを時間をかけてみせていただきました。
大小はあっても、その作業の大切さはどれも変わらず、自分が思っている以上の人の手に周って、モノは完成するのだと改めて気付かされました。
気さくにたくさんのことをお話ししてくださいました。皆さま作業の合間にお時間をいただきありがとうございます!
完成した「モノ」だけをみるのもいいですが、その裏側に人は惹かれてしまうものです。
私は何かモノを生み出す仕事ではないですが、たくさんの方が関わって生まれるSOU・SOUの商品の「いいところ」をもっともっとお伝えできるよう日々努力したいなと思います。
ものづくりについて、和装や着物について、京都について。何かを「知る」きっかけにSOU・SOUがあればとても嬉しいです。
足袋下の工場見学Youtubeやショート動画など絶賛作成中です!ちなみに佐々木酒造社長の動画もまだ公開予定です。
皆さまぜひお楽しみに!
