一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

令和7年01月05日 日曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“ちょっと東海道の旅/菊地 いぶき”

新年は恒例の「二年素振り」で年越し、箱根駅伝の沿道応援でスタートしました!
今年もよろしくお願い致します!

突然ですが、
「由比の桜えびを食べに行こう!」
※静岡県の由比漁港。桜えびが名物

と思い立ち、弾丸静岡してきました。
もちろん桜えびだけで済ませるはずもなく、周辺をぐるぐる回ります。
静岡は隣の県ですが、想像するよりだいぶ横に長く、移動時間が相当かかります。
ですので出発は午前4時半!
仕事から帰宅し、仮眠で出動です。
まだまだ外は真っ暗。
でも東名、新東名は大型トラックの群れが疾走しています。
SOU•SOUの商品もこうして昼夜トラックが運んでくれているのねと感謝してみたり。

徐々に空が白み、夜明けを迎えるとなんだか神聖な気持ちになります。
まずは開門6時に合わせて富士山本宮浅間大社に到着。
御神体は富士山で、富士山8合目より上はこちらの境内となっているそう。由緒ある神社です。


着用商品
ダンボールニット ネックウォームカーディガン/すいぎょく マーラ 濡羽色(ぬればいろ)
ヘビーツイルチェック 大文字山(だいもんじやま)/SO-SU-U 黄金色(こがねいろ)
貼付つっかけ足袋 ボア/さしこ 濡羽色(ぬればいろ)

朝には強いのですが、さすがに眠い。

お次は徳川家康ゆかりの久野山東照宮。
山の上の社殿に向い、デコボコの階段(と言うより普通に山道?)1159段をワッセワッセ登ります。
徳川家は「満つれば欠くる世の習い」(満月がだんだんと欠けていくように、栄華を極めた者は衰退していく)という故事を嫌って、
建物の一部を「未完成」「不完全」としておくのを好むようです。
日光東照宮陽明門の「グリの柱」や、京都知恩院さんの御影堂屋根の「瓦」。
こちら久野山東照宮もあるところを「未完成」としています。どこでしょう?


答えは軒下の「家紋」です。
左端ひとつだけ、逆さまになっています。

さて、軽い山登りでお腹も空いたところで、いよいよお目当ての桜えびをいただきに参ります。


途中、富士山がいい感じに顔を出してくれました。
新鮮な桜えび、生のものはキラキラ光っています。 湯掻いたのも、釜飯も、かき揚げもいずれも美味。


大満足でした。

最後は由比の静岡市東海道廣重美術館へ。


東海道五十三次が代名詞の歌川広重を紹介する美術館です。
広重が描いた「由井 薩埵嶺」


作品展示だけでなく映像での解説や版画刷り体験もしています。
版画は小学校の図工以来。
バレン、、懐かしい。
指導員さんに教わりながら 数版重ねて彩色していきます。 SOU•SOUの京型友禅と似ているなぁ。


一版目。こちらは「蒲原 夜之雪」
「見当」という目印(見当をつける、の語源でもあるらしい)に合わせて色変えごとに紙をセットし直しますが、
ピタリ合わせるのは案外難しいことが分かりました。


完成。なかなか上手い、、
自画自賛しながら美術館を出ると目の前にあったのは「紺屋」の暖簾。かなり歴史を感じる建物です。
藍染だ!迷わず吸い込まれました。
店内には藍染の甕がびっちり並んでいますが使われておらず。 ご主人に伺うと、藍染は2代前に廃業してしまいました、とのこと。
今はお土産物屋さんをされています。
そして、なんとここは日本史の歴史用語のひとつ「由井正雪の乱」の正雪の生家だったそう。
「だから『由井(由比)』っていうのか!」
訳もわからず興奮し、ところでどんな乱だっけ??と調べてしまいました。

旅はこういう思いがけない発見があって面白い。
今年もいろいろ体験するぞ!というわけで。

飛躍の年になることを祈念して、「アレ」いきます!(アレ→「青山スタッフ通勤自撮り名物?『海野ジャンプ』)
やあっ!!

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