SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“とある石を見に鎌倉/吉田 新吾”
僕にとってお正月に訪れるのが恒例になっていた鎌倉。
今年は正月に行かず、
今年中に行ければ良いな~とのん気に思っていたら早いもので12月になってしまい
暮れ詣に参りました。
今年
こちらは昨年の正月風景
鎌倉に来ると必ず立ち寄る鳩サブレーで有名な豊島屋本店さん、
目当てはこの『絵』。
毎年変わるのですが、
今回寒さ対策に着てきた頼れる相棒、
フェイクヌバック 丹前(たんぜん) 中綿袷(なかわたあわせ)/深紺×北斎 神奈川沖浪裏 写しと絵がお揃いで浮かれ気分。
歴史のある所なので、訪れる度にひとつでも史跡を見ていくことにしています。
今回は源頼朝という人が建てた「永福寺(ようふくじ)跡」へ行きました。
鎌倉は風情のある古民家の町並みや小路、京都をギュギュギュッと凝縮したような印象ですが、
この史跡はこんなところにこんなものが!?と思ってしまうような大規模な寺院の跡で、
このような建物跡は、その上に家や町が建って面影すら見えなくなってしまうことが多いのですが、
はっきり規模がわかるように公園として整備されており見応えのある所でした!
専用のアプリを起動すれば、
現代の景色から、、
往時の景色へタイムスリップ!
前の写真で僕が手を広げているのは中心のお堂のど真ん中です!
さて、
題名にある「石」ですが
その石には伝説があります。
それは、、
昔むかし、『畠山重忠』という見た目も美しく戦いにも強い武士がいました。
腕力も強い重忠は、主人である源頼朝から
「永福寺の庭池の中心に石を運んでくれ」と依頼され引き受けました。
その石はなんと3メートルもある大きな石
重忠はその石を一人で軽々と持ち上げ、そのまま池の中心まで運び
見ていた人々を関心させたとさ、めでたしめでたし。
という石がこちらです。
ほとんどが土に埋もれてる今も不思議な存在感を放っていましたよ~。
伝説として語り継がれるものを実際に見て感じるワクワク感でした。
来年もこんな伝説めぐりが出来たら良いなと旅に出かけます。
それでは皆様、良いお年を。