SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“さんかんじん/中島 穂菜美”
みなさまこんにちは。中島です。
11月下旬、お稽古で使われたお道具がとてつもなく可愛らしいのでこちらで共有させてくださいませ。
三人形(みつにんぎょう)と呼ばれるこちらの蓋置は「三閑人(さんかんじん)」などとも呼ばれるそうです。手を繋いてるのが可愛らしいです。
本来は三体の内の一体だけ姿の異なる人形があり、その人形を正面としてお点前を進めますが、
こちらの蓋置はどの子も主役級のビジュアルということで先生より「髪の毛が一番多い子にしましょうか(笑)」というお茶目発言のもと、毛量が決め手となってセンターを務める事となったこの子と向き合いお点前を進めます。
柄杓を置いたとき
釜の熱い蓋を置いたとき
重そう。。
棚に飾ったとき
色々な表情が見えて面白いですね。
3人で頑張ってお手伝いしてくれているかのようで気持ちが和みます。
ちなみに今回の掛け軸は「壺中月日長(こちゅうげつじつながし)」
壺の中の小さな世界は非常に穏やかな、のんびりとした時間がいつまでも流れていることを意味するそう。
2024年もいよいよ終盤。
壺の中をイメージして焦らずのんびり過ごす時間も持ちつつ悔いなく1年の終わりを迎えようと思います。
少し早いですが、みなさまよいお年をお迎えくださいませ。
(中島 穂菜美)