SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“お稽古に通う/長沼 ふみ”
11月後半のお稽古。
一番ぐっときたのはお軸です。
「壺中日月長」(こちゅうじつげつながし)
「壺の中は仙郷のような時間が流れていたー」という意味で
軸としては年中使われるそうですが、特に秋に多く掛けられるそうです。
お稽古に置き換えて
茶室は日常から少し離れた異空間で、
小さな空間でこの時間を楽しみましょう
という意味を込めて選びましたと先生が仰られていました。
NHKの「美の壺」で草刈正雄さんのいる和室に
「壺中天」という軸が掛けられていますが
そういった意味だったのか・・と噛みしめました。
日頃、正座で礼をすることもないので
お稽古中なんとなくハッとする瞬間でもあります。
次のお稽古も楽しみです。
(長沼)