SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“布貼りお弁当箱/黒田 萌”
先日一日一駄話で紹介しました「SOU・SOU×ポケトルコラボ」のお弁当箱
本日はこちらの製品ができあがるまでの秘話を少しご紹介できればと思います。
企画の始まりは、2023年12月
お客様から商品化希望のお声が多かった「お弁当箱」。
他とは違う、SOU・SOUらしいお弁当箱が作れないかな~と探していると、
紹介したいものがあります!とポケトルさんからご連絡が!
打ち合わせにてお持ちいただいた試作がこちら
SOU・SOUの生地がお弁当箱に!
「布張り成型」という全国でも数社しかできない貴重な技術で、
生地に樹脂を熱と圧力で浸透→硬化させるという、とても珍しい成型方法だそうです!
これはすごく可愛くてSOU・SOUらしいものができそう!ということで企画がスタートしました。
STEP 1
テキスタイルデザインの選定
まずはどのデザインにするか…
ランチタイムが楽しくなるような柄を思案して
「SO-SU-U」「ほほえみ」「とり」の3柄に決定しました!
STEP 2
生地の選定
次の課題はどの生地を使用するか。ということです。
成型時に熱が加わるため、天然繊維であることがマスト。
最初に試作で作っていただいた伊勢木綿手ぬぐいでは
布貼りをするには生地目が荒く、樹脂の白が透けてしまいます。
風呂敷に使用している、生地目が細かいブロード生地で検証しこちらに決定!
STEP 3
生地染
柄と生地が決定したところで染めに入っていきますが、
ここで問題が…
布張り成型をすると実際の生地より濃く表現されます。
サンプルの色の変わり具合を見ながら、最終的にお弁当箱にしたときに一番良い色になるように色調整し、、、と試行錯誤。
本来のテキスタイルデザインの半分ぐらいの薄さに調整しました。
お弁当箱の蓋になってあがってきたのがこちら
ん~~~~~!濃い…!
染工場さんに相談しながら再度調整。。。
やっと!思い通りの色味ができました!
STEP 4
成型
これで生産開始かと思いきや…!
樹脂の白が見えないように生地目が細かいものを選んだため、
思うように樹脂が浸透せず、、表面の樹脂コーティングにムラが…
こちらは生産工場様が圧をかける時間、温度を何度も調整して試行錯誤した結果
綺麗に生産することに成功しました!!!
試行錯誤の繰り返しで出来た「SOU・SOU×POKETLE 布貼弁当箱」シリーズ
是非秋の行楽シーズンにご活用下さいませ!
(黒田)
4 件のコメント
試行錯誤の色々、大変ですね。裏側、知れて良かったです。
これからもコラボ含め、裏事情?見れたら嬉しいなぁ~(^^;)
製品開発、商品化も楽しみに待っています。
よっ!様
いつもコメントいただきましてありがとうございます!
製品ができるまでの裏側楽しんていただけて嬉しいです!
またご紹介できるようにいっぱい記録を残しておきます!
ひとつのものを世に出すまで、こんなにも長い時間と労力がかかるんですね。私たち消費者は「あれがほしい」「この品物のここを改善してほしい」と気軽に言いますが、どれひとつとして簡単に済む話ではないんだと思いました。こうした制作秘話や裏話はとても興味がありますので、他にもいろいろ見たいです。
ゆる様
コメントいただきまして誠にありがとうございます!
お客様のご希望、ご要望が新しい発見に繋がっているのでとても有り難いです。
これからもじゃんじゃんお待ちしております!宜しくお願いします!