SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“いざ、刀剣の里へ/田中 沙祈”
一語一絵をご覧のみなさま、こんにちは。店舗スタッフの田中です!
暦の上では秋分となり、着衣の店内も秋一色。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
私は9月のはじめ備前長船刀剣博物館へ行ってきました。今回のお目当ては国宝一文字「山鳥毛」。
刀好きの父の誘いで行くことになったのですが、私はこれまで刀剣は全く興味がなく、さて楽しめるのかどうか・・・
備前長船は日本刀の名産地の一つで、展示には刀のほかに太刀や薙刀、甲冑など戦国時代ファンにはたまらない名品がたくさんありました。
私はというと「刀」と「太刀」の区別すらつかず、頭の中は「?」でいっぱいです。
解説に使われている用語も難しく、なかなか理解が追いつきません。「匂いって何?」とか「砂流しってどれ?」とかつぶやきながら鑑賞していました。
ちなみに「匂い」とは刃文にある目に見えないくらいの細かい粒子のことだそうです。これに対して、目に見える細かい粒子を「沸え」と呼ぶそうです。
初めて耳にする専門用語をその都度調べては、日本語の奥深さと先人たちの感性の豊かさに感銘を受けました。
こちらがお目当ての一文字「山鳥毛」
刃文が山鳥の羽毛の様に見えることから「山鳥毛」と名付けられました。刀剣初心者にも、刃文の細かな模様には感動を覚えます。知識があれば、また違った見え方ができるのだと思いますが、今回は刀剣の魅力を垣間見れただけ大満足です。
ちなみに、この日のコーディネートは刀剣を意識した色と形に。
・高島縮 20/20 手柄寛衣下(たかみかんいした) 2.0/濡羽色2(ぬればいろ) Sサイズ
・高島縮 20/20 薙刀長草衣(なぎなたながそうい)/たまたま Sサイズ
この秋も好きな装いで気分を盛り上げつつ、新しいことにどんどん挑戦していきたいです!