SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“夏と百日紅/猿渡 つぐ海”
8月上旬、父方の祖母の家に遊びに行きました。
今は叔父さんが住んでいて、ちょうど数年前に古くなった家屋を建て替えてからはじめての訪問でした。
自分が幼少期の頃には、開ける扉全部が知らない場所につながっている気がして日本家屋の廊下を駆け回りあらゆる扉を開けて回ったものだな…と感傷に浸りつつ向かいました。
実際着いてみると和風モダンでこぢんまりとしたサイズに建て替えられておりびっくり!
庭に大きな百日紅がありとても綺麗に咲いておりました。
猿渡宅に、さるすべり…。誰も登れません。
それ以外にも、祖母が植えるものを管理(手入れは叔父さん)しているお庭にはいくつかの収穫時期の植物たちがいました。
ブルーベリーは、今年はうまく実が生ったとのことでひとつ食べていいよと言われてそのまま食べると、酸味もありすぎず美味しい!
こちらは旬のミョウガ。
私は収穫のために必要なパワーが足りず水洗い係でしたが…祖母は畑に埋もれながら軽快にミョウガを抜いてはこちらに投げてました。
めちゃくちゃに元気です。
その日は夜もバーベキューで地元食材を楽しみ、酒を酌み交わし、夜遅くまで続く猿渡家会議でした。
よく喋ってとても元気な祖母を見るたびに毎回、「こんな歳のとりかたをしたいなぁ」と感じます。
翌朝、庭の百日紅を見ながらたそがれる父の背中
これを見届けて、母と私は朝気温が上がる前に近所をお散歩しました。空気が美味しかったです。
川の水が透き通っており、美しいと同時に冷たくて気持ちよさそうです。
夏真っ盛りとはいえ、長野県の冬は雪深い地域のため遠くの山の上の方には雪が残っております。
訪れた時は少し雲がかかっているのと遠いために見えづらいですが…長野県北安曇郡白馬村にある、日本三大雪渓のひとつ『白馬大雪渓』です。
父と「昨日大雪渓って日本酒あった」「あるよ~(ここからはじまるうんちく)」と会話しつつ、母は「綺麗だね~」とながめてきました。(撮影者:弟)
祖母と最後にお昼ご飯を食べているときに、私の持っていた「道行小筥(みちゆきこばこ)」が気になったそうで、また贈り物としてお届けしようと思います。