SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“海と山の宮島/菊地 いぶき”
広島県宮島の厳島神社へ行って来ました。
子供たちが小さい頃、家族で行ったことはありますが、子供らを追いかけて視線が常に足下にある状態。
記憶にある景色は境内の床板、 遥か彼方にある海から突き出る大鳥居、商店街の焼き竹輪‥ 他、なんだっけ‥
というわけで今回は初見の気持ちです。
広島に着き、宮島口で名物あなごめしを頂いてからフェリーに乗り込みます!
神社の鳥居が近づいてくると船の欄干に大勢の観光客が群がってスマホ片手に撮影大会。
きっと今までに何人かはスマホを海に落としたに違いない‥
上陸した宮島は面白いことになっていました。
引き潮です。
波打ち際が遠ざかり、浜がどんどん広がっていきます!
そして肝心の厳島神社はというと‥
海に浮かぶ優雅な社殿、というのがイメージ画像ですが、若干高床式、しかも床下丸見えの社殿、という微妙な(失礼?)光景に。
でも、引き潮ならではの景色も出現していました。
手鏡の形の湧き水です。
大勢の人が鳥居に向かって歩いていくので行ってみます!!
近くで見ると想像よりかなり大きい鳥居です。
海底に刺さっているわけでなく、自立している姿に驚愕。
流されたり倒れたりしないのが不思議です。 昔の技術恐るべし‥
鳥居を見上げると、扁額は海側と社殿側で違う漢字表記でした
海側は「嚴嶋神社」
社殿側は「伊都岐島神社」
陸に戻り、神社背面の弥山にも登ります!
ロープウェイを降り、山頂へいざ行かん!
原生林が残されているという弥山。
関東で見慣れた山は杉が多く、針葉樹メインで尖った山並みのイメージです。
弥山は広葉樹が多いのか、まあるいイメージです。見たことのない木があちらこちらにあります。
「ハロー!」
登山道でお互いに声掛けしてすれ違うのは9割が外国の人。 かなりの人数です。
細い道では譲り合い、
「サンキュー!」
結構急な山道ですが、つっかけ足袋でガシガシ進みます。
ところどころで休憩しているグループも見られます。
山頂到着!
瀬戸内海がよく見渡せます。
海にはたくさんの島が浮かび、波が穏やかでした。
大鳥居と弥山から大きなパワーを頂いた広島でした。
そして!
大好きな藍染めと雪花絞りが1番映える夏が、今年もやって参りました!
たばた絞り 知多木綿 文(ぶん) 草衣(そうい) 上(うえ)/雪花(せっか) 琥珀色(こはくいろ)2
たばた絞り 伊勢木綿 20/20 麻混 富士(ふじ)/雪花(せっか) 清夏(せいか)
好きすぎて上下で雪花です。
博多 からむし帯/紅藤色(べにふじいろ)
7月は祇園祭で盛り上がります。
雪花と麻の帯で涼し気に。
高島縮 20/20 藍捺染(あいなせん) 長方形衣(ちょうほうけい)/北斎神奈川沖浪裏(ほくさいかながわおきなみうら) 写し(うつし)
高島縮の生地に富士山と大浪。
生地と柄のコンビネーションで涼しさ演出。
この柄は、7月3日デビューの新札千円券のデザインにもなりました。
盛夏の新作たちがたくさん入荷しております。
ぜひお試し下さいませ♪