SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“制作の日々/西牧 知恵”
日毎に寒さが増し、そろそろこたつが恋しい季節になりました。
学校へ通われている方は、期末考査や卒業論文に頭を悩ませる時期ではないでしょうか。
例に漏れず、私も大学の卒業制作真っ只中です。
朝から制作を始め、夢中になり気付くと食事をとることも忘れ...
ということはなく、お腹は空くのでしっかり3食とりますが
あっという間に時間は過ぎ一日が一瞬に感じる日々です。
教室の中では様々な道具や素材をで溢れています。
天井や壁に布を吊り下げて何やら考え込んでいます。
インスタレーションに仕上げます。
(インスタレーションとは空間自体が作品となったものです。)
のこぎりで木を切っているのを横目で見ていたら
ある日大きな丸い骨組みが出来上がっていました。
これに様々なテクスチャーの素材を合わせていくそう。
壁に貼ってあるのは、おいしそうな料理の写真です。
食事をした後のお皿にはその人柄がでる、とのこと。おもしろい!
このブースにいるとお腹がすきます。
こちらは以前ブログでも紹介しました、裂織(さきおり)です。
布を細く裂いて緯(よこいと)にします。
裂織で鞄をつくります。
手元をアップ!
大量に糸が必要な時に大助かりな機械があります。
彼女の手の先にあるボタンをぽちっと押せば、一気に糸が巻けるので
写真左上の4色の糸がみるみるうちに、下の小さな四角い木の枠へ巻き取られます。
これで作業効率がぐんとあがります。
そんな彼女の足元を見ると
テキスタイル”影”の足袋下を履いていました。
こちらは現在ネットショップでは売り切れ中ですが、12月初旬に再入荷いたします。
そして私は、水引と格闘中です。
水引は和紙をこより状にしたものでご祝儀袋などに使用されます。
作品と向き合う顔は真剣そのもの、そんな友人達の姿を見ると
やる気スイッチが入って、しっかりしなくては!と奮い立たされます。
年が明けると卒業制作展が始まります。
どんな作品が出来上がるのでしょうか?