SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“ちゃわんのちゃのじ/中西 優”
琵琶湖大橋。秋晴れ。心地よい風。
隣の車道からは琵琶湖周航の歌が聞こえてきます。
JR堅田駅からのんびり歩いて約1時間。
行ってまいりました…佐川美術館。
あぁ美しい。
なぜなら、こんな展示をされているからです。
萩焼・十五代坂倉新兵衛さんと樂焼・十五代樂吉左衛門さんの夢のコラボレーション。
坂倉さんが樂を焼き、樂さんが萩を焼く…むっちゃ面白そう!
茶碗のちゃの字もわかっていませんが意気揚々と向かいました。
難しいことはよく分からないので楽しめなかったらどうしよう…
と実は心配していたのですが、そんな不安は何処へやら。
とても興味深い、心踊るひとときでした。
そして、気になる本は買ってしまう性分。
少しずつ、お茶碗についても詳しくなりたいなぁと思います。
お茶碗といえば、お抹茶をいただく時になぜ回すのか。
ということを不思議がられている方いらっしゃるのではないでしょうか。
実はお茶碗には正面があります。そのお茶碗の『顔』みたなものです。
大抵、絵の映えたところや釉薬の表情が際立ったところが正面になります。
亭主は正面をお客様に向けてお出ししますが、
客側としては、正面に口をつけて飲むことを遠慮して茶碗を回すのです。
お茶の所作にはいろんなメッセージや気配りが隠されていて
知れば知るほど面白いなぁと思うばかりです。
ですが、SOU・SOU在釜は気軽な茶席。
とにかく一服、おいしいお抹茶をお召し上がりいただければ
それで万々歳なのです。
観光やお買い物の休憩にぜひ一服していってくださいませ。
23日からはSAVVYさんの30周年記念企画の和菓子もご用意しております。
期間は1ヶ月と長いですが、1日限定10食ですのでお早めにどうぞ。
2 件のコメント
なかにしさんこんばんは^^
佐川美術館って歩いて行けちゃうのですね!
以前、弥次喜多珍道中の展示の時に見学に行きましたがゆったりとしていて居心地のいい美術館でした。
写真のお茶碗はなんとなく、雪の中を静かに歩いている旅の人のように見えます。
もうすぐに冬ですねえ??
ふる様
コメントありがとうございます。
佐川美術館歩いて行けてしまいました!
ちなみに琵琶湖大橋は徒歩30分くらいです。
だんだん寒さも本格的になって参りましたので
どうぞお体ご自愛くださいませ。