SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“お気に入りの美術館/菊地 いぶき”
春の散歩 熱海のM O A美術館へ。
神奈川県民なので熱海は近いのですが、この美術館は小学校の遠足で行って以来、約40年ぶり!
「宇宙に吸い込まれるような美術館だった」 という記憶です。
熱海はインバウンド前はさびれぎみでしたが、駅周辺や観光スポットが整備されてから外国人観光客やら、「映え」目当て?の若者やらがわんさか押し寄せて大変賑わっています。
春休みシーズンだったこともあり、この美術館は山の上の不便な立地にも関わらず老若男女で大混雑。 「どこからこんなに来た⁈」 驚きです。
入館すると目の前に長い長いエスカレーターが! 記憶にあった「宇宙に吸い込まれるような」エスカレーター、健在でした。
着用商品
高島縮 20/20 グランシャツワンピース/ふくろう
CSSコットン ロングカーディガン/芥子色(からしいろ)
貼付つっかけ足袋/ほほえみ
展示は「UKIYO-E江戸の美人画」です。
小布施の岩松院、北斎館を訪ねてから浮世絵に興味を持つようになりました。
美人画浮世絵鑑賞の楽しみのひとつは「着物のデザイン」です。
「京大坂江戸三幅對太夫風俗 奥村利信」
三都の遊女の特徴を表現しているとのことで、 解説によると、京都は優しく濃艶、 江戸はすっきり淡白、 大坂は情細やか、 だそうです。
「江戸名勝尽 隅田川 渓斎英泉」
藍摺りという技法。大好きな藍が浮世絵にも!
着物の柄も色合いもとても好みです。
展示物の絵をプロジェクターで大写しにして、解説を流している部屋もあり、じっくり鑑賞できます。
秀吉の金の茶室を再現したものをありました。
金の茶室の後は普通の茶室で一服。
館内は能楽堂あり、庭園あり、茶室ありで大変充実。
晴れた日は相模湾が一望でき、ゆっくり過ごせます。
次の企画展も気になり、また行ってしまいました。
神奈川沖浪裏、やはり良いです。
SOU•SOUでも通年人気の柄ですが、夏は品数も増えて特に楽しめます。
展示は、浮世絵に近い構図で現在の写真を並べて比較していたりして面白い企画でした。
次の企画展予告は東海道五十三次とあり、こちらも面白そう。
最後は円形ホールの巨大万華鏡をしばし眺めて心を静め、帰途につきました。
これからの企画も楽しみな美術館です。
4 件のコメント
身近で日を空けずして芸術鑑賞が出来ることが羨ましいです。
反面、田舎で自然の中、のんびりゆったりも贅沢なのかな?と。
それぞれの良さは有ると思いますが、観劇、芸術鑑賞、一大イベントに成ってしまう田舎町・・です。
よっ!様
コメントありがとうございます!
何か面白いことはないかと休日も目一杯予定を入れがちですが、子どもの頃、田んぼの中の祖母の家で過ごした夏休みの長閑さを思い出すと、自然の中でゆったり過ごすのも憧れます。
ゆったりした時間の中にイベントが入るという緩急の調和で、よりリフレッシュできそうですね。
記事を拝見し、北斎が好きなので兵庫県在住ですが行ってみたくなりました。最初のお写真のコットンロングカーでのからし色、私も同じものを持っているので、嬉しくなりました。着こなしが流石素敵です!
yurisiba1941様
コメントありがとうございます!
同じカーディガンをお持ちとのことで、ご愛用ありがとうございます!
薄手で軽いので冷房対策になりますし羽織るとコーディネートがまとまるので
私も重宝しております。
北斎がお好きなのですね。展示期間は限られていますが企画展オススメです。
夏によく合う北斎アイテムで暑い夏を楽しみたいと思います。