SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“四季と衣の話/増本 一十三”
こんにちは。増本です。
「今年の桜は、どんなかな…」と、
満開に至るまでは、通勤途中の桜を見ながら思いをはせていましたが、
今年も美しい桜をたくさん見ることができて嬉しくなりました。
綿麻 杉綾織(すぎあやおり) 襞(ひだ)もんぺ/すいぎょく 羅墨(らぼく)女Fサイズ
綿トリアセテート Vネック ライトチュニックカーディガン/黒紺(くろこん) 女Fサイズ
高島縮 20/20 長袖チュニック/留紺(とめこん) 女Sサイズ (身長157㎝)
桜は、毎年、当たり前のように花を開きますが、
植物は、四季の営み、自然な流れに忠実で、それを感じることを繰り返してきた日本人は、
いつも通り桜を見ることで、心に安定を感じるのでしょうか。
血には、何代か前の先祖のDNAも含まれているということを聞いたことがあります。
桜を美しいと感じる心が、日本人には一段と強いのかもしれないと思うと同時に、
近年では、いろんな国の方も、目を輝かせながら桜を愛でている様子も見ると、
どの国柄も関係なく、美しいと感じる部分は共通なんだなとも感じます。
暦の上では春と言えども、
肌で感じる空気はまだ冷たいなぁということが、4月初旬まで続きました。
そういう時期は、特に衣の調整が必要で、
厚地の羽織は、さすがにもう暑いですし、見た目にもなんだか違和感ということも。
薄手の羽織やくびまきなど、重ね着をすることで、
一日の流れの中にもある微細な変化に対応することもできます。
些細なことですが、そういうことが感覚の細やかさに繋がるような気もしています。
スーパー100'sウール Vネック ライトコート 薄墨色 完売御礼
何を着るかは、それぞれの自由の中にありますが、
衣食住というように、生きる営みの一番に「衣」があるということは、
まずは、「衣」からということなのでしょう。
また、何かを身にまとうということは、社会で生きていくうえで必須事項。
ただ、何を着るかによって、精神的な豊かさを感じることもあるでしょうし、
色・形・素材など、様々な要素を加味しながら、今の自分の内側がなんとなくいい感じとなれば、
安心感、安定感も実感できるのではないかと思っています。
桜が散り始めたと同時に、今年は、気温が一気に上昇です。
いつもは、まだ夏のよそおいは、少し気が早い?という気持ちもあったかもしれませんが、
もう、すぐにでも着たいと思ってしまうような気候になりつつありますね。
「SOU・SOU 夏のよそおい」は、4月17日水曜日13時まで開催中でございます。
季節の移り変わりの中で、何を着よう。
これから訪れる梅雨時のしっとり感や、夏の太陽の光の強さの中で、
どう過ごしたいかなあと思いをはせる時間を
「SOU・SOU 夏のよそおい」にて、楽しんでいただけたらと思います。