一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【71】”
本日は日曜日!数寄屋大工一家の箱入り娘、寺田由のコーナーです!
お稽古がいつもにも増して楽しみになりますが、今回は機会があって出かけたお茶会のおはなし。
436年前に豊臣秀吉によって開催された北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)。
私も歴史の教科書でなんとなくなんとなく見覚えのある出来事。
安土桃山時代のスーパー茶湯のフェス!的な感じでしょうか。
北野天満宮では毎年それに因んだ献茶祭が行われています。
京都にある茶道お家元4千家と2宗匠が輪番で6年ごとに担当されています。
ご時世もあって、大規模な茶会へはなかなか出かける機会がありませんでしたが、今回はご縁があって幼なじみと一緒に行ってまいりました。
お家元や宗匠が御神前に供える献茶式の他に、神饌(しんせん)のお下がりをいただく拝服席や上七軒の芸舞妓さんがお茶を振る舞ってくださる華やかな副席など、近隣にいくつものお茶席が設けられ、それぞれ趣の違うお席を楽しみます。
幼なじみに色々と教えてもらいながら自分たちのペースで境内をぐるりと4席まわることができました。
お茶のお道具、しつらえの他にも亭主とお正客(上座に座る上位のお客様)の会話、先輩方の美しい所作、お着物の装いなどなど普段のお稽古では学べないことばかり。
「お茶会でお家元や宗匠方をお支えするのも私どもの役割ですよ。」と先生が常々お話しされていることを思い出し、単なる行事ではない意味を深く考える機会でもありました。
今回のお茶会には約600人ものお客様がいらしたそうです!
お抹茶でお腹がチャポンチャポンになったところで、境内のもみじ苑をお散歩。
個人的なことではありますが、祖父の代からお茶がご縁でお付き合いのあった幼なじみ。
幼い頃は祖父の催すお茶事のそばで、お道具屋さんやお料理屋さんに遊んでもらっていた私たちが2人でお茶会へ行けることが感慨深く、また天国のお互いの祖父の顔が浮かぶような1日でした。
次はどんなご縁があるのか、今から楽しみです。
《つづく》
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それでは、また明日。
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【今日の合言葉】
「茶室彼是(ちゃしつあれこれ)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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4 件のコメント
由さんのお話を聞いていて、茶道ってほんま奥深くてその歴史を感じますねぇ(^^)
また、幼なじみのご友人もとても大切な様子で、これからも◯十年先の茶飲み友達まで、良い友好を築いていって欲しいものです。
紅葉をバックに由さんの艶姿、ぶち素敵です♪
年内にSOU・SOU村に行けたらご挨拶だけでもしたいですねぇ(^^)
そして、来年も色々なお話を聞かせてくださいねぇ(^^)
kazu-endlix様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
またまた、お世辞でも嬉しいお言葉まで・・・恐れ入ります。嬉しいです(笑)
年内は31日まで営業しております。お忙しい時期と思いますのでお近くにご用事がおありでしたらぜひお立ち寄りくださいませ!
また、来年もお付き合いいただけましたら幸いです。
「お抹茶でお腹がチャポンチャポンになった」… (*^O^*) 何か「堅苦しい」イメージの内容の中で「ほっこり…」してしまいました…
京都ならでは…の行事に、他所在住の自分には勉強になることばかりです…^^
このようなことをことある毎に教えていただくと、ますます「日本に生まれて良かったなぁ…」とシミジミ思いますね… (´ω`)
今年もあと僅かになりました…
寺田サンをはじめ、SOU-SOUサンの皆さま…
良きお年をお迎えください… m(_ _)m
ORまねきねこ様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
堅苦しいように見えて実はスタンプラリーのように次はどこ、次はココ!と色々回っていると例のごとくお腹ちゃぽんちゃぽんの和菓子でお腹の中はぽってりです。
緊張と楽しみを交互に楽しんでいます。
いつもコメントやご来店いただきましてありがとうございます。
来年んもSOU・SOUをよろしくお願いいたします!
ORまねきねこ様もどうぞよいお年をお迎えくださいませ!