SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“秋の街/莊 幃婷”
皆さま、こんにちは。
台湾出身の荘です。
11月のお茶のお稽古。その日は季節外れの暖かさ、一部赤に変わったもみじと掛け軸「壺中日月長」と共に、今年最後の風炉のお稽古に向かいました。
この句には「壺のような小さな世界の中でも穏やかな平和がある」という意味があります。
お茶室にいる時、毎日の生活サイクルの中から離れ、特別な時間と空間で過ごせます。お茶を点て、和菓子が味わえ、ゆっくりとした時の流れの中で季節を感じること、心の別天地だと思います。
一番好きな季節に、何度見ても飽きない鴨川でお散歩。
夕日の光に照らされた鴨川が輝いてきれいなオレンジ色になりました。
秋の空気が澄んで、トンビが空で高く飛び回って、人々が川沿いで座って、涼しい風に浴びる、平和ってこういうことですね。
木屋町通りに入ると、桜の木が立ち並び、赤い灯篭、優雅な風情が漂っている街並み。春はもちろん桜が圧巻ですが、秋でもこの日常の風景に幸せを感じました。
灯火のように赤い南天竹を高瀬川沿いで見かけました。南天竹という植物はSOU・SOUの人気テキスタイルを通して初めて知りました。日本人にはかなり親しみ深い植物ですが、台湾で見る機会はめったにないですね。
南天竹のくびまきはいろんな可愛い配色があります。今の季節にピッタリ!
皆さまぜひご参考にしてくださいませ。
(莊)