SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“祇園祭・初陣/猿渡 つぐ海”
みなさま、こんにちは。
夏は蝉の最後の死んだフリ以外は結構好きなネットショップスタッフ猿渡です。
夏になると実家では蝉の大合唱で朝起きていたことを思い出します。
さて、7月になりまして京都では祇園祭が始まっております。
祇園祭はメインとなるのはやはり山鉾巡行ではありますが、7月に入るとほぼ毎日祇園祭の神事があります。
お恥ずかしながら人混みが苦手な私はいまだ祇園祭にまともに繰り出したことがありませんでした。
そんな私に「巡行以外にもたくさんオススメありますよ!」と教えてくれたのは社内でも京都オタクで名の通るスタッフ田中。
祇園祭初心者の私は彼女におすすめを教えてもらっていざ!祇園祭の街歩きをしてまいりました。
聞きかじった知識程度ではございますが、お付き合いいただけますと幸いです。
―――令和5年、7月10日
晴れのち曇り・朝10時・気温30度
朝10時から、いつも通勤で使っている四条大橋にて神事が行われると聞いた私は現場に約10分前に到着。
四条大橋には神事のための装飾があり、すでに昨日とは違う様相に驚いておりました。
この時間にここで行われるのは「神用水清祓式(しんようすいきよはらえしき)」です。
同日に夕方に行われる「神輿洗式」で使用する水を鴨川から汲み上げ、お祓いする神事です。
そして10時を5分程まわった頃
「あ!きた!」と私も声に出してしまいましたし、同じく神事を待っていた十数名の周りの方たちも同じ反応。
お囃子の音色とともに神事を行う行列が見えてきました。
あまり近くですと邪魔になってしまいますので、橋の下から見守ります。
おぉ…っ(まだ桶を下げているだけですがつい反応してしまう私)
ちゃぷん…
川の流れで少し流される桶に水が入り、汲み上げられます。
「重そうだねぇ。汲み上げ方も個性がある…」と同行してくれた友人
真剣に写真を撮っている私。
遠心力で揺れる桶も難なくするすると汲み上げられていきます。
遠いために声は聞こえませんでしたが、汲み上げている方たちがなにやら笑顔で言葉を交わしながら行っている様子にほっこりしました。
神事を待っている時間、実は対岸に出勤前のスタッフ田中がいたことを後から知り驚きもありました。。
そのあとは少し休憩し、「山鉾建て」を見に行くべく歩きました。
10日の午前中から開始され、14日までに徐々に組み立てられていくためまだまだ木組みの部分のみですが少しだけぱしゃり。
長刀鉾
函谷鉾
菊水鉾
月鉾(を真剣に眺めている私)
四条通は広い通りなので道路の隅でそのまま組まれておりましたが、菊水鉾はそのまま建てると道路を塞いでしまうからなのか、組まれはじめの段階では少し他の鉾とは違うようでした。
作業する際の羽織も、各鉾の大工方さんとわかるような背中がかっこよすぎます。
私が地下足袋を履いているのを気づいた大工方さんが、遠くからニコッとしてくれるのも少し得した気分になりました。
今回は本当は夕方~夜にかけての神輿洗も見る予定だったのですが、体力の無さが災いして夕方にはへろへろになってしまいました。
予想以上に楽しかったので、来年はもう少し計画的に回ってみようと思います。
本日14日にはこの鉾たちが巡行でみられるような完成系になっていると思うので、わくわくしながら夜の四条通を歩いてみようと思います。
皆様もぜひ、巡行までの祇園祭もSOU装と地下足袋で楽しんでいただけますと嬉しいです。
2 件のコメント
今日、私も初めて御朱印を集めようと山鉾町を歩き回っておりました(^^)
恒例の通り雨にも合わず、ひたすら汗を拭きフキ各山鉾町の御朱印を頂いて回りました♪
改めて山鉾それぞれの趣きや歴史、想いが伝わり、良かったなぁ〜としみじみと思いながら歩を進めていました。
が、今夏おろした"あさぶら 烏表/金襴緞子"の鼻緒に足がだんだんと痛くなり、一番最後となった保昌山でギブアップ(><)
実は今日の"傾き装"が「金襴緞子」一色で、"SOU・SOU村"に寄ってから帰ろうと思っていた次第やったのに〜(T ^ T) 足を引きずりながら、やっとこ家に戻りました(T ^ T)
それでも、後祭も御朱印集めに回ろうと思っています♪
そして、今年も"SOU・SOU村"で祇園獅子舞に噛まれに行きますよぉ〜(^^)
スタッフのみなさんと祇園祭を満喫したいですねぇ(^-^)
kazu-endlix 様
コメントいただきまして誠にありがとうございます。
御朱印をいただいて回るのも大きな楽しみのひとつですよね!
完成された山鉾の姿を眺めながら歩くのもとても素敵です。
おろしたてのあさぶらの風情も捨てがたいですが、最後まで歩きられたのは祇園祭の楽しさゆえでしょうか…!
私は下駄で出向こうと思ったところ、友人にも母にも止められてしまいました(笑)
ぜひ、獅子舞と後祭の際もお気に入りの"傾き装"でいらしてくださいませ!