一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“【一日一駄話】”
SOU・SOUの目的
結局SOU・SOUは何がしたいかと言いますと、新しいファッションのジャンルを作りたいんです。日本のファッションというと和服です。今の日本人が着ているのは大方が洋服ですが、やはり日本のファッションは和服であるべきです。
でも個人的には今の着物屋に売っているものや売り方には全然興味をもてないんです。そしてやはり日常的ではないと思います。少し前までは舶来物として高級だった洋服屋さんは、そういう面では非常に努力をされ業界全体が切磋琢磨して今では日常に広く浸透しています。そういった作業を本来は和服でもやっていかなければいけません。こういう言い方がすでにイケてないとは思いますけどね。
ベタな着物の世界は50代から上の人達に任せておいて、SOU・SOUはもっと自然な感じで和服を創りたいんです。和服を支えてきた伝統的な生地や染め、縫製等日本独特の技術をもつ職人さん達と一緒に新しい?現代和服?のジャンルを作りたいのです。そのジャンルの服は若い人だけじゃなく普通のオシャレじゃないおっさんやおばさんにもスッと似合うようなもの(これ大切)。そして日本の街並みにも溶け込むような意匠(これも大切)。10年後にでもそんなジャンルが確立していたらおもしろいと思います。その時こそ海外に輸出ですね、ジャンルごと。
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“和服=着物”ではないところの“和服”を楽しみにしています。