SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“ふりかえりの旅 その2/田中 沙祈”
一語一絵をご覧のみなさま
こんにちは。店舗スタッフの田中沙祈です。
前回の日記では東本願寺に白書院を見に行ったご報告でしたが、今回はその続きです。
この日は、「親鸞展」と「西本願寺」へ行ってまいりました。
東本願寺も西本願寺も、親鸞に縁の浄土真宗のお寺です。今年は親鸞の生誕850年。浄土真宗の開宗800年ということもあり、催しや一般公開など盛んに行われているようです。
京都国立博物館で開催中の「親鸞展」
親鸞の生涯に関する展示から親鸞の著書「教行信証」も一部公開され、親鸞にまつわる資料を網羅した内容でした。
大学時代に仏教をちょっと学んだだけの私は、解説を読んで理解するのがやっとです。まだまだ勉強が足りず、以前学んだことを思い出しながら鑑賞いたしました。
そしてこちらが西本願寺にある「飛雲閣」です。
普段は非公開ですが、この日は外観のみ一般公開とのこと。
飛雲閣は豊臣秀吉が建てたとされる聚楽第の一部を西本願寺に移築したもので、柱が細く障子が多いため、空に浮かぶ雲のように見えることから「飛雲閣」と名付けられたそうです。
飛雲閣は2020年に修復が終了し、二層目に描かれる三十六歌仙も色彩豊かで、青空に映えて見えました。
2年前に修復が終わった唐門。日暮門の名のごとく、豪華な透かし彫りはずっと眺めていたくなります。牡丹や松竹、麒麟や龍などおめでたい柄がいたるところに彫られ、側面には中国の故事にちなんだ場面が施されています。
他にも国宝に指定されている「鴻の間」や白書院、能舞台なども見学できました。透かし彫りが施された欄間や襖絵、格天井などすべてが豪華絢爛で圧巻でした。こちらは撮影禁止のため、写真に収めることはできませんでしたが、いたるところに工夫が凝らされ、桃山文化を肌で感じる一日でした。
2 件のコメント
行かずして画像で「良き♪」建物を拝見できました… 感謝いたします…m(_ _)m
普段は「非公開」…というのがよくわかる素晴らしい建物ですね!!
「現物を間近で見てみたい…」という衝動にかられてしまいますが… 自分のような「俗人」には「畏れ多い」とも思ってしまいますね…^^;
ORまねきねこ様
いつもコメントをいただきまして誠にありがとうございます。
今回の西本願寺の飛雲閣・書院・唐門すべて無料の一般公開でした。この機会を逃すまいと見に行きましたが、仰る通り、足を踏み入れるのも畏れ多いものばかりでした。畏れ多いと思いつつも、貴重な経験ができ、心躍りながら見学させていただきました。
今後も一語一絵にて日々の記録を綴って参りますので、ぜひお付き合いくださいませ。