SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“恋の日は扇言葉で愛を伝える/小山 真実”
5月1日は扇子の日!
ということですが、皆様ご存知でしたでしょうか。
扇子の起源は中国であるとの説が有力ですが、折り畳める扇子は平安時代初期に京都で誕生したと言われています。
当初は、涼を求めて扇ぐだけのものではなく、ラブレターのように感情表現をする恋愛の小道具だったとか。
その様子があの『源氏物語』で示されていることから、5月1日は5(こ)1(い)で「恋の日」とされ、転じて「扇子の日」となったそうです。
扇子は日本だけでなく、諸外国でもそれぞれの発展を遂げていたということを初めて知りました。
中でも興味深かったのは、16世紀頃にヨーロッパで広まったという「扇言葉」です。
上流階級の女性たちは、言葉を語らずに扇の動きで恋愛感情を表現したそうなのです。
スペインでは舞踏会で周囲の目を盗んで、女性が気持ちを寄せる男性へ扇言葉により自分の心を伝えたとか、、、、
扇言葉の辞典まであったそうです。
興味が湧いて調べたところ、日本語で図解付きの本にはたどり着けませんでしたが、文章のみの説明が載っている本に辿り着きました。
表現が33通りありますが、簡単なものを10種実践してみたいと思います!
右手で顔の前に持つと↓
左手で顔の前に持つと↓
左耳に当てると↓
閉じたまま見せると↓
先端を右頬に当てると↓
先端を左頬に当てると↓
大きく開くと↓
閉じた扇を心臓に当てると↓
開いた扇で左耳を覆うと↓
最後は…
閉じた扇を物憂げに見つめると↓
いつも社長にサボっていると誤解されている福田さんにぴったりの扇言葉です。
・・・だいたいこんな感じかと思います。(笑)
と、前置きが大変長くなりましたが、約8年ぶりに登場した新作の扇子をご紹介したいと思います。
定番のSO-SU-U濡羽色、SO-SU-Uつくもに加え、20TH記念モデルのSO-SU-Uハレも新たに加わりました。
裏面は涼を感じる霞の柄で、どれも日本の夏にぴったりです!
SO-SU-Uハレには扇子先端の銀箔加工を施しており、特別感があります。
皆様も是非、SOU・SOU×白竹堂の京扇子で、扇言葉を実践してみて下さいませ!!
2 件のコメント
なるほど… (゜o゜)
勉強になります… (*´ェ`*)
興味深いですねぇ… (*´Д`)
「扇言葉」って、舞妓サンや芸姑サンにふさわしい…と個人的に思ってしまいました…
もしかして… 「日本舞踊」の扇子の持ち方もそうなのですかね?(゚д゚)!キョウミシンシン…
(最後の「オチ」がまたスバラシイ…^^;)
ORまねきねこ様
コメントありがとうございます!
扇言葉の日本での普及については辿り着けなかったのですが、日本では男性女性で持ち方が違う等決まりがあるようです。
先輩をオチに使う無礼者ですが、この御方しか思いつきませんでした。笑