一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【67】”
本日は日曜日!数寄屋大工一家の箱入り娘、寺田由のコーナーです!
花の時期もひと段落とは言え、かつての賑わいを取り戻しつつある京都。
京都は定期的に開催されるお茶会が日々どこかしらであるのですが、ここ数年の世情もあり大人数での茶会は中止が続いていました。
そんな状況下でご高齢の先輩方などお稽古をやめられた方も大勢いると耳にしたり、実際に私の通うお稽古場でも長い間お稽古を控えられた社中さんもおられます。
そんな中でも少しづつ各地でのお茶会が再開されているということで、お誘いをいただき訪れたのは京都祇園の八坂神社。
お茶会なんて一体いつぶりなのか・・・。
お行儀よくできるであろうかと、一抹の不安が残りながらも先輩方の後へ続けと席入りをしました。
ズラリと並ぶお客様に混ざり私の隣にはお着物を着た年配の女性。
「不慣れなものですが、本日はご一緒させていただきます。」
とご挨拶すると、
「こうやってまた、お茶会ができるのがありがたいわよね〜。」
と、話しかけてきてくださいました。
本当につくづくその一言に尽きる気がします。
まだ所々に配慮の感じられる場面はあるものの、お道具、お花、お菓子と久しぶりのお茶を通して見る世界はとても明るく華やいでおり、まさに春爛漫です。
そうだ、この感じ!と、ひとつひとつを思い出しながらその時の喜びを噛み締めるような時間。
普段から真面目に(!?)お茶のお稽古をしているわけではありませんが、一朝一夕に得難い「感覚」がとても新鮮であり尊く感じます。
場の空気そのものが一期一会。
私が余裕を持って楽しむには100万年早いですが、たくさんお勉強させていただいたお席でした。
また行きたいなぁ、と楽しみが増えます。
そうそう、この日は伊勢木綿手ぬぐい「茶道具」を数奇屋袋にに忍ばせていました。
今までありそうでなかったユニークなテキスタイルです。
私を含め茶道具好きな家族もこのテキスタイルには歓喜!
もちろん、お茶会でお点前を披露した知人にもプレゼントして結局みんなでおそろいに。
SOU・SOU的な茶道具のかわいい!を共有しました。
あーそうだ、お茶の先生にもお贈りしようかな・・・
またひとつ先生との話の花が広がりそうです。
《つづく》
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それでは、また明日。
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【今日の合言葉】
「茶室彼是(ちゃしつあれこれ)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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4 件のコメント
お久し振りの茶室彼是ですね。
数奇屋袋が可愛い~(>v<)どこかで見たような?小鳥??
イベントやお茶会など、徐々に開催されるように成りつつ…ですね。
以前と全く同様とはいかないでしようが、当たり前の日常を過ごせることに感謝で。
また茶室彼是(お茶の色々、茶室の色々)も楽しみにしています。
よっ!様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
そうですね、当たり前のことが当たり前にできることが何よりもありがたいことですね。
また少しづつ以前のようにお茶を楽しめれば良いなと思います。
実は私、祗園さんの崇敬会の会員やったんですが、お茶会の催しもあったんですねぇ(^^;
お茶と縁遠い私にとって唯一、「鴨川をどり」の茶席ですが、今年は久しぶりに催すようです。
芸舞妓が立礼式のお作法で点てる様子が見られる一方で、やはり"観光客相手"の無粋感は否めないなぁと言う感じですが、コロナ禍で苦しんだ花街に賑わいが戻るのは嬉しいですねぇ(^^)
まぁ、観光公害はごめんですが・・・。
「SOU・装」で今年も「鴨川をどり」を観に行きますよぉ〜♪
追伸
先日はメッセージをありがとうございました(^^)嬉しかったです〜
LINEで問合せしましたが、また楽しみにしています♪
kazu-endlix様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
「SOU・装」で春のをどり鑑賞、良いですね〜!!
なかなか間近で見られることのない舞妓さんを見られるのがお茶席の楽しみでもありますね。
やっとお茶席のある花街のをどりを私も楽しみにしている1人です。
ぜひ楽しんでらしてくださいね!