一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUあれこれ【20】”
本日は日曜日!
スタッフ寺田 由が書きますので皆さまどうぞお付き合いくださいませ!
SOU・SOUわらべぎ
SOU・SOUの子ども和装『SOU・SOUわらべぎ』
こどもらしい気持ち「童気(わらべぎ)」が店名の由来。
ポップでかわいいテキスタイルのSOU・SOU流のこども和装は、どこにもないオリジナルデザインばかり。そして、SOU・SOUわらべぎは、あるお母さんスタッフの熱意によって誕生しました。
ショップディレクター徳治と店舗スタッフの徳治千夏(以下、徳治ち)夫婦には3人の子供達がおります。
徳治家の長女が誕生した際、突如SOU・SOUの店頭に現れたのが“ベビーベッド”でした。SOU・SOUにとってもはじめての出来事であったスタッフの子供の誕生。昔は母親が赤ちゃんを抱っこしながら仕事をすることは当たり前だったかもしれませんが、今の時代では色々な制約があるのが現実。仕事はあれど子供の行き場がない、そんな社会問題のような働くお母さんが持つ悩みを解決するための方法が店内のベビーベッド、赤ちゃん同伴での出勤でした。
SOU・SOUプロデューサー若林なりのSOU・SOU流の子育てサポート。
我が子に着せる服を作りたい!
当時、SOU・SOU伊勢木綿で手ぬぐいを販売していた徳治千。毎日仕事で販売するかわいいテキスタイルと優しい肌触りの伊勢木綿を使って子供に着せる服を作れないものかと長年、思案し続けていました。前職が大手子供服ブランドで働いていたこともあり『絶対作りたい!』という思いが募ったある時、社内で出た新店舗の話。それをきっかけに意を決して若林へ「子供服の店舗にして欲しい!」と直談判します。若林は当時、別ジャンルの店舗を作ろうかと計画していましたが、徳治千の熱意で子供服へと方向転換。
「SOU・SOUわらべぎ」のオープンへと本格的に始動しはじめます。
見様見真似で作ったサンプル
仕事をしながら2人の子育て、さらには徳治のお世話・・という日々。
そして、SOU・SOUわらべぎへと動き出した徳治千のお腹には第三子を妊娠中。そんな状況の中で徳治千は子供服のデザインとサンプル作成を任されました。
わらべぎのアイテムは、すでにあった大人用の衣類をベースにデザインし、家にあった使い古した手ぬぐいと会社から支給された生地を使用してサンプル製作を開始。
服作りを勉強したこともなければ、お裁縫も得意じゃない。ただただ、かわいい子供の衣類を作りたい熱意だけでわらべぎのサンプルを試行錯誤しながら夜な夜な作り続けました。
今も販売中のデザインや、ボツになったデザイン
柄の手ぬぐいは使い古しを再利用
若林によって細かい縫製指示や修正点が記されているのが
試行錯誤の痕跡
ズボンについている小さいポケットは通称「あめちゃんポケット」
今もわらべぎでよく見るデザイン
”昼間は店頭に立って、帰宅後に冬の冷たいフローリングに座って夕飯も作らずただひたすらにサンプルを縫い続ける。お腹には春に誕生する長男がいて、「お腹が冷えるーーーー!」と思いながらも続けた。でも大変とは思わなかった!”
夜鍋して手袋を編んでくれるお母さんもびっくりな徳治のバイタリティ。
家でサンプルを着せて写真を撮って会社で若林とチェック
細かいデザイン指示が書かれたノート
サンプルのモデルは徳治家の長女(今は高校生)
あとはよろしく!
わらべぎのオープンも迫っていたこともあって出産ギリギリまで仕事を続け、いよいよ出産のため入院したその日も病室で商品生産のやりとりをしていたそう。
そして引き継いだスタッフに「あとはよろしく!」と言い電話を切った翌日に無事、長男を出産。
想像するだけでただ事ではなかったと思われる状況に「母は強し」と言わずしてなんというのでしょうか。
次々と出てくるびっくりエピソードに終始笑顔で答える徳治千。
お母さんの優しさがいっぱいの商品
SOU・SOUわらべぎは徳治千が実際に子育てをしながら、子ども達にとって着心地がよく着脱しやすいなど、親目線と子供目線で作られてきました。素直でごまかしがきかない子どもたちが身につけるものだけに、肌触りや色柄など細部にまでこだわり、何より『自分の子ども達に着せたい!』そんなお母さんの愛情がたっぷり注がれたアイテムです。
最後に・・・
徳治家の3人の子供たちはすっかりお年頃となり、勉強やスポーツに打ち込む青春真っ只中。もうすっかりわらべぎを卒業してお母さんの身長も抜いてしまうほどですが、それも嬉しい成長の証。
次に続くSOU・SOUの子どもも誕生し、SOU・SOUも大家族になりつつあります。
子どもは何を着てもかわいいものですが、SOU・SOUわらべぎの商品をご愛用してくだることでより可愛く、楽しい時間を親子で共有していただけたらと願っております。
子どもも大人も笑顔になれる「わらべぎ」をこれからもお届けいたします。
《つづく》
それでは、また明日。
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【今日の合言葉】
「SOU・SOUわらべぎ(そうそう わらべぎ)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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6 件のコメント
引き継ぎ後の長男くん誕生エピソード!凄すぎですね、千夏さん\(^o^)/
一昨日、千夏さんの日記にもコメントしましたが、本当に、千夏さんに感謝!社長にも。
そしてそのパワーに脱帽ですm(_ _)m孫(?)に着せる日を
楽しみに!
よっ!様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
本当に徳治の行動力はカッコ良く、今では思い出話として話せるタフさに同じ女性として憧れています。日々、わらべぎ商品を見ていると、親戚や友人の子供達など、どうにか着せる子供を探している自分がおります。
いつかよっ様の身近の方にもわらべぎをお届けできましたら幸いです。
徳治さんご夫婦の思いが伝わるえぇお話やねぇ(笑)
唯一、足を踏み入れたことがないショップが"わらべぎ"で、世間的にいう孫にプレゼントも無縁なので、なかなかご縁がなかったなぁ〜。
でも、たまに 頭から足元までSOU・SOUファッションでキメた親子を見かけると「カッコえぇなぁ〜!」と思います♪
これからも、幼子や子供達が安心に、そしてより可愛らしく着られる「わらべぎ」を作り続けてくださいね♪
kazu-endlix 様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
お父さんやお母さんとおそろい、素敵ですよね。私もいつもわらべぎに遊びに来てくれるお子様達に癒されております☺️
なかなかご縁がなくて、とおっしゃられるお客様も多いのですが、小物類も少し置いていますのでお時間ある際にぜひお立ち寄りくださいませ。
以前、ライブ配信(夏休み期間かGW期間かにやられた特別編みたいなの)でご本人と社長さんが実際の見本を紹介しながらお話されていたと記憶しています。
その時も思いましたが、今日も拝読させて頂き、徳治さんの熱い想いと、それを形にするための行動力に感動しました。
わらべぎには伺ったことはありませんが、いつもお店を表から可愛いな~と見させて頂いてます。
chabo 様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
ライブ配信もご覧いただいていたとのこと、覚えていてくださって嬉しく存じます。
一番手がかかるであろう年頃の2人の子育てと妊娠、わらべぎの大仕事と本当に想像を超えるほどのパワフルさです。
わらべぎは御用事がないとおっしゃる方も多いのですが、ポップな雰囲気を感じにだけでも是非とも遊びにいらしてくださいね!