一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUあれこれ【15】”
本日は日曜日!
SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田 由が書きますので皆さまどうぞお付き合いくださいませ!
言葉とデザインで紡ぐ
SOU・SOUの世界
「和菓子になったテキスタイルデザイン」ディレクター
橋本 真紀
はしもと まき
お菓子のことなら橋本さんに聞こう!
橋本さん、この企画のキャッチコピーいいアイディアありませんか?
橋本さーん、台湾旅行いくのでおすすめスポット教えてください!!
橋本さん!これちょと筆で書いてもらえませんか?
こんな日々、SOU・SOUのスタッフは橋本をGoogleよりも頼りにしているようです。
その証拠に・・・ほら!
今日も企画室の奥からSOU・SOUプロデューサー若林が「ハッサーーン!」と橋本を呼ぶ声が聞こえてきます!
コラボレートの仕掛け人
過去のコラボレートアーカイブ
橋本の関わった企画も多い
営業担当がいないSOU・SOU。ご縁あって今まで数多くの企業とコラボレートの機会に恵まれ、その窓口となっているのが橋本です。SOU・SOUのテキスタイルを使用した本の装丁や、ノベルティ、パッケージのデザインなどジャンルは多岐に渡ります。コラボレートをきっかけにSOU・SOUを知ってくださったというお客様も多く、コラボレートはSOU・SOU重要なライフワークでもあります。現在は中国、香港、台湾などアジア圏のコラボレート案件を多く進行中です。
SOU・SOUとの出会い
約20年前のテキスタイルデザイナー脇阪さんの個展で出会った「SO-SU-U」のTシャツ。数々の「SO-SU-U」のデザインが強烈に印象に残ったのだそう。そして、その時出会ったのが、SOU・SOUプロデューサーの若林でした。
「えっ!この若いお兄ちゃんが全部プロデュースしてるの?!」と驚いたのが第一印象だったと、笑いながら当時を振り返ります。その後、縁あって面接を受けることになり「絶対、SOU・SOUで働いたことを後悔させませんから」と言われた、この根拠のない自信とブレなさは約20年経った今でも全く変わっていないとのこと。今でも特にお気に入りのテキスタイルはもちろん、みんな大好き「SO-SU-U」!
忘れられないコラボ
台湾 誠品書店
台湾カラーになったテキスタイル「ほほえみ」
2019年に台湾の大手大型書店「誠品書店」でのPOP UP STOREは、特に思い入れがあるコラボ企画。台湾でもSOU・SOUを楽しんでくださっている人がたくさんいるんだ!!と、私たちスタッフも驚きました。そして、この企画がきっかけでSOU・SOUに入社してきてくれた台湾人スタッフもいるほど!SOU・SOUにとって大きく大切な出会いでした。山あり谷ありの一大プロジェクトでもやり遂げた後の達成感と喜びは一入です。
期間中は橋本も訪台し、トークイベントを開催しました!
我愛台湾❤️
台湾の企画を多く携わる前から、実は大の台湾好きな橋本。旅行で訪れたのをきっかけに通算20回以上は訪れている、言わば橋本のアナザースカイ!橋本曰く、台湾の魅力はなんと言っても現地の人のおおらかさと親切さ。懐かしい雰囲気と独特の活気に、日本でも人気の台湾グルメは外せません!台湾旅行へ出かける前に現地の情報を仕入れに橋本からどっさりガイドブックを借りに行くスタッフを私も目撃したことがあります!
和菓子をディレクション
「和菓子になったテキスタイルデザイン」
和菓子になったテキスタイルにはそれぞれの物語があります
幼い頃から特に「あんこ」が大好き!という橋本。日本全国の銘菓に精通し、SOU・SOUでも数多くのお菓子のコラボ企画をディレクションしてきました。お菓子だけではなく、イメージに合わせたパッケージもデザインも担当。SOU・SOUでも販売している伊藤軒×SOU・SOUのお菓子も橋本がディレクション。懐かしくて素朴なお菓子に、SOU・SOUのポップでかわいいデザインを掛け合わせた新しい京銘菓を作りました。ちなみに一番好きなお菓子は?そんな問いに「こればっかりは一つには絞れない!でも素朴な和菓子は美味しいと感じます」とのこと。やっぱり「あんこ」が好きなんですね。
SOU・SOUイチの本好き
📕橋本お気に入りの3冊(左から)📕
「左京都男子休日」男子休日委員会
「このあとどうしちゃおう」ヨシタケシンスケ
「キッチン」吉本ばなな
「家の中が紙だらけやわ・・・」と言いながら、お気に入りの本を紹介してもらいました。高校時代から大切にしているベストセラーや、台湾の男の子たちが京都に住んでみたエッセイ「左京都男子」は日本語版が出版される前に中国語版を先に手に入れていたそう。また、ヨシタケシンスケの絵本は大人が考えさせられる哲学的な内容。長年の趣味の読書の他に最近は韓国ドラマにハマってしまい、ドラマか読書か・・・休日の葛藤が続きます。(どうやら近頃は韓国ドラマがちょっと優勢の様子)
最後に・・・!
何かアドバイスを求めた時、橋本の回答は明解かつ的確。それは知識と経験に裏付けされた引き出しの多さから出てくるもの。ついつい皆が橋本を頼りにしてしまうのも頷けます。(私が続けてきた連載「あれこれ」の名付け親も橋本です!)
他社とのコラボレートは、SOU・SOUだけでは実現し得ない世界や可能性を無限に広げてくれます。数々の記憶に残るコラボレートもSOU・SOUの世界観とテキスタイルを知り尽くした橋本だからこそ実現したこと。
台湾、お菓子、本と好きなものを仕事に活かすことは、一見理想的なようにも思えますが好きゆえに妥協できないこだわりがあるはずです。
お客様と直接やり取りをすることはほとんどありませんが、コラボレートを通じてお客様からの反応や、プロジェクトの第二弾も!というお話をいただいた時がSOU・SOUでの仕事の楽しさ。
大げさではなく、SOU・SOUのテキスタイルデザインの持つ力を日常的に伝えられるものづくりを続けていきたい。
そんな誠実な仕事が誰かに喜んでもらえることへと繋がっているような気がします。
《つづく》
それでは、また明日
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【今日の合言葉】
「橋本 真紀(はしもとまき)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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8 件のコメント
そうやった!
そもそも「SOU・SOU」はデザインプロデュース会社やったですねぇ。
昨日のように「KINGDOMⅡ観たよぉ〜、エンドロール良かったねぇ♪」と気やすくお店に寄っているとついつい服屋さんやグッズアイテムショップをやってる会社やと勘違いしそうでした。
SOU・SOUのショップは直接テキスタイルデザインに触れることができる「SOU・SOUの発信場所」なんですよねぇ♪
前置きが長くなりましたが、
SOU・SOUの屋台骨を支えるスタッフさんの紹介も嬉しいお話のひとつです。
私も会社員生活を43年過ごしましたが、私が思うには「いかにやりがいを感じ、仕事が楽しい」と感じ続けられるか、ということやなぁと思います。
これからも日頃私たちと触れ合うことのない、SOU・SOUの屋台骨を支える裏方スタッフさんたちの紹介をしてくださいねぇ♪
kazu-endlix様
コメントをいただきましてありがとうございます!
会社員生活の大先輩の言葉が染み入ります・・・日々楽しく過ごしていますが、まだまだ若輩ゆえ、大先輩の境地に達するのはいつのことやら。
実は色々していますが、テキスタイルや和装を気楽に楽しんでいただけるお店であって欲しいと私個人的には思っております!
本当はショップスタッフより個性豊かで面白いスタッフがたくさんおりますので、またご紹介できればと思います!
私も「KINGDOMⅡ」観に行かないと!!
そう!SOU・SOU皆さん素敵な方々、引かれあって集まるのだと思うのですが、
裏方でも何でも良いから、橋本さんと一緒にお仕事したい!!と思っている私です。
前の橋本さんの日記、「また一緒に仕事がしたい!」と言われたいの日記どころか、お願いしたい。
コラボ商品、楽しみにしてま~す\(^o^)/(ノベルティも)
よっ!様
うれしいコメントありがとうございます。
これからも、ますます精進いたしますので!
あれこれ進めているコラボ商品、またご紹介させていただきますね。
時々図書館で京都関連の本を借りるのですが、数年前に『左京都男子休日』を読みました!
暮らすように京都観光を楽しめるような文章にワクワクし、京都旅行の行動範囲が広がりました!
自分が影響を受けた本が橋本さんのお気に入りだなんて、嬉しいです!!
yk様
コメントありがとうございます!
台湾男子2人の新鮮な視点で切り取られていて、長らく京都に住んでいる私もはっとすることがたくさんありました。
とってもいい本ですよねー。
ちなみに、北海道バージョンの『北海道央男子休日』もおもしろいですよ。
このコーナーでも「○○担当のハッサンから」と度々お名前が挙がる橋本さん。いろんなコラボ商品や可愛い(しかも美味しい!)お菓子の数々、すごいなぁと思って拝見しておりました。
海外だけでなく、可愛いコラボ商品が日本でもいっぱい手にすることが出来ますように。これからもますますのご活躍を期待しています。
おまけ 若林さんが「若い兄ちゃん」っていうのが、失礼ながら今回はツボりました(笑)
chabo様
コメントありがとうございます。とてもうれしいです。
現在もいろいろコラボアイテムを進めておりますので、また改めてご紹介しますね。
当時の若林は、Tシャツに細身のGパンというスタイルだったので、実際の年齢よりももっと若く見えたのです。。。笑
とにかく、空間とデザインとそれをプロデュースしている人のギャップに驚いたのでした。