一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUあれこれ【14】”
本日は日曜日!
SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田 由が書きますので皆さまどうぞお付き合いくださいませ!
SOU・SOU 着衣
SOU・SOUが提案する和装にはルールがありません。着付けも不要、流行もなければカテゴライズできるジャンルもありません。自由にコーディネートしてオシャレを楽しむ、これが100年続けばSOU・SOUのスタイルも日本の衣装文化の伝統になる日が来るかもしれません。
地下足袋に合わせるものは?
「地下足袋」はSOU・SOUのはじめてのヒット商品。デニムにスニーカーの代わりが地下足袋!そんなスタイルがあっても良いのでは?と模索しはじめたのがSOU・SOUの和装衣類のはじまりです。しかし、早い段階で洋服に地下足袋に違和感を感じたSOU・SOUプロデューサー若林。足元の地下足袋に合わせる衣類はなんだろう?と考えたのが作務衣でした。「SOU・SOU作務衣」の店舗をレディースとメンズの2店舗へ区分化させた際に誕生したのが「SOU・SOU着衣」です。
決まりごとが多い日本の和装
身近に着物を普段着にしている人、思いつくのはサザエさんに出てくるお母さんのフネさんくらい。国民的アニメではお決まりのスタイルでも現実では日常的には着物に袖を通すことが少なくなりました。
大きな袖にギュッと締めた帯、洋服に比べれば歩幅もぐんと狭くなりますが、着物を身に纏った時の背筋が伸びる誇らしい気持ち、そんな高揚感を感じた経験がある方も多いと思います。
着物を着てみたくても着方が分からない、高価で手入れが大変、決まりごとが多くて人目も気になる・・・。そんなハードルが知らず知らずのうちに普段着に和装を楽しむ選択肢を狭めているような気がします。
新しい自由な和装「着衣(きころも)」
「本当は『SOU・SOU着物』にしようかと思ってんけど着物って固定概念があるやろ、だから着衣(きころも)」SOU・SOU着衣の店名の由来をそう話す若林。
コンセプトは自由な和装。着付けのルールもないし、SOU・SOUでフルコーディネートしなくてもいい。堅苦しいことはやめて、お客さんが自由に和装を楽しんで欲しい。そんな想いから生まれた新ジャンルのファッションです
和装の要素を取り入れた特徴的なデザイン
着物のようで着物ではない、そんなSOU・SOU着衣の商品は他にはない和装の特徴を取り入れたデザイン。
女性らしい衿元を演出する「抜き衿」
羽衣のように軽やかで雅なシルエットの「きさらぎ」
浴衣にみたてたワンピース「ゆかたみたて」
どれもパッと着られて現代のスタイルにも溶け込むSOU・SOUが提案する新しい和装のスタイル。洋服にはない小袖は邪魔に感じることもあるかもしれません。ですが、これも他にはない和装のデザインの特徴として楽しんでいただければと思います。
SOU・SOU流の和装を彩るテキスタイル
SOU・SOU着衣の店内を見渡すと、心が湧き立つポップでかわいいテキスタイルが目に飛び込みます。
一口にテキスタイルと言ってもその持ち味はそれぞれ違います。好きな色、好きなモチーフ、その時の気分で惹かれるものが着る人の気持ちをアゲてくれることを私たちスタッフたちは身をもって経験しています。
お気に入りに袖を通した時の気持ちと身に纏う喜びは、まさに心が豊になる瞬間です!
最後に・・・
京都の街を歩けば、大勢の若者や観光客の方が着物を着て街歩きを楽しんでいます。そこにはどこか着物への憧れと日本文化に対する好奇心が満ちているように見えます。和装に対するハードルが下がれば、もっと可能性が広がるに違いありません。「洋食も食べるけど、やっぱり和食も好き。」そんな気軽な気持ちでオシャレを楽しみたいものです。
時代のライフスタイルに合わせた進化していく和装を提案することもSOU・SOUの役割だと思います。世界中の皆さんとSOU・SOUのおしゃれを楽しみながら、いつかどのジャンルにも属さない「SOU・SOU」という新ジャンルになれば良いなと思っています。
《つづく》
それでは、また明日。
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【今日の合言葉】
「SOU・SOU着衣(そうそうきころも)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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4 件のコメント
ほんま「抜き衿」えぇなぁ〜(^-^)
舞妓や芸妓の大胆に襟足を見せる雰囲気も感じ、女性の「和装」やなぁと思います。
カミさんも絞りの「ゆかたみたて」とか、るんるんで着ています♪
自分のばっかり買ってると気が引けるのですが、たまに「SOU・SOU買ったろか?」と言うと、眼を輝かせながらスマホを見入っております(_ _)
「男らしさ」「女らしさ」がNGとなりつつある儚い世となってきましたが、「SOU・SOU」にはこれからも「らしさ」を大事にして「和装文化」を発信していって欲しいと思います♪
kazu-endlix様
コメントをいただきありがとうございます。
大変温かいコメント、嬉しいです!
洋服とは違う、日本の奥ゆかしさと美意識が抜衿にはありますよね。
いつも奥様とSOU・SOUスタイルを楽しんでおられるのが、とても素敵だなー!と思いながら拝見しております。
これからもぜひ、ご夫婦でお楽しみいただけましたら、SOU・SOUのスタッフとしてこんなに嬉しいことはございません^^
また、ぜひお店にも遊びにいらしてくださいね!
着物を普段着にしている人=フネさん、ツボりました(笑)
でも、確かに。そしてフネさんも時々洋服着てたりしますよね。
私の祖母は和裁の仕立ての仕事をしていました。預けられている時に反物が着物になっていくのを見ていたからか、和装が自分でサッと着られるようになりたいとは思うのですが、寺田さんが仰る通り、なかなかハードルが高いのが現状です。
好きな時に好きな物を好きなように着られるのって幸せなことだなと思います。SOU装を纏う時、それを感じています(๑’ᴗ’๑)
chabo様
コメントいただきましてありがとうございます。
フネさんが洋服を着ている時の方が違和感あるのが不思議ですよね(笑)
和装のお仕事をされていたお祖母様のお仕事を見ていらしたとは!素敵な時間ですね。
また、SOU・SOUの装いをお楽しみいただき嬉しいです。いつかお着物も楽しめる時が来るかもしれませんね!
私も重い腰を上げたい気持ちもありつつ・・・絶賛、その時を待っています(笑)