一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUあれこれ【9】”
本日は日曜日!
SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田 由が書きますので皆さまどうぞお付き合いくださいませ!
知多木綿(ちたもめん)
日本各地に存在する伝統織物。SOU・SOUでも各産地の特徴を活かした織物を使用した商品が多くあり、その代表的なものが以前ご紹介した三重県の伝統工芸品でもある「伊勢木綿」。
本日ご紹介するのは、愛知県の尾張知多一帯で慶長年間より続く地域ブランドの「知多木綿(ちたもめん)」です。
慶長年間、つまり江戸時代初期から続く知多木綿はその上質な品質から高級織物として江戸に広まりました。
SOU・SOUが取引している知多木綿の織元は新美株式会社さん。
知多木綿の商品を取り扱う際に、新美さんより依頼を受け、製品に取り付ける知多木綿ネームをデザイン・監修いたしました。
雪のように白い晒(さらし)技術の歴史があるため雪輪をモチーフに再デザインされたネーム。
また、知多木綿商品には知多木綿の特徴や歴史を紹介する口上書が付いています。
商品がお手元に届いた際には、是非ご覧いただければと思います。
さて、知多木綿の特徴はなんと言っても「晒(さらし)」。
晒は織り上がった生地に混ざる不純物を落とす工程のこと。
一般的な洋服生地に使われる晒は薬品で一気に白くさせるのですが、知多木綿はゆるやかな水流の釜の中で2〜3日かけてゆっくりと炊き上げるため、生地にストレスがかからず柔らかで吸水性よく仕上がり、より白く上質な織物となります。
手間ひまを惜しむことなく品質にこだわって生産される知多木綿は、現在でも人の目と手で丁寧に織キズや織難がないかを検品しています。
SOU・SOUではこの上質な知多木綿の晒に京型友禅でテキスタイルを染色。
知多木綿と京型友禅の組み合わせにより、実現した発色の良いテキスタイルはSOU・SOUの知多木綿商品最大の魅力です!
この夏、SOU・SOUの店頭にも知多木綿を使用した衣類が続々と店頭に並びはじめています。
▲SOU・SOU傾衣・知多木綿 文 風靡
▲SOU・SOU着衣/知多木綿 文 長方形衣
(※こちらの商品は6月下旬に店舗入荷予定です)
どの商品も色彩豊かなテキスタイルと吸水性が良く洗濯するたびに風合いが増す肌触りの知多木綿は、私たちSOU・SOUのスタッフが実際に着用し実感し、これからの季節に欠かせい、自信を持っておすすめできるSOU・SOUの定番生地です。
夏空に映えるテキスタイルと、汗をかいても不快感の少ない生地は着心地よく気分を上げてくれること間違いありません。
是非一度、その着心地を体感しいただければ幸いです。
それでは、また明日
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【今日の合言葉】
「知多木綿(ちたもめん)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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(若林)
2 件のコメント
伊勢木綿、知多木綿、高島縮・・御三家(?)がそろうと、嗚呼・・・NIPPONの夏が今年もやってきた・・・という気持ちになります。
そして、私は、SOU・SOUの夏の装いが季節の中で一番好きです。
うだる暑さも軽やかに過ごせる素材とテキスタイル。最高です。
足元は、みかも下駄の音の響もいいんですよ〜。
寺田さんも一緒の気持ちでいてくださるような気がします。
はな様
いつも温かいコメントをいただきましてありがとうございます。
どの季節にもSOU・SOUの定番がございますが、もうご存知の通りでございます!
夏に着る明るいテキスタイルや絞り染めも良いですよね。
足元はもうすでにみかも下駄でございます(笑)
はな様も夏のよそをご一緒に楽しんでくださいませ!