一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【57】”
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです!
「お茶って興味はあるんですけど、一回やりはじめたら同じところにずっと通わないといけないじゃないですか・・・やめられない感じも怖いし」
知人との何気ない世間ばなしだったのですが、この言葉はとても率直な感覚だと思います。
「道」である以上、単なる習い事ではなくある種の修練のような面もあるのではないか?
真理を極め追求する、そんな心構えが求められているのではないか?
そこまではちょっとねぇ・・・。
そんな「気」が、より敷居を高く感じさせてしまっているような感じがします。
もちろん、そういった茶道の精神が今日までの茶道文化の礎になっていることは間違いありません。
私はご縁あって良い先生に出会い楽しくお稽古をしていますが、そうでない場合ももちろんあると思います。
何ごとも「はじめて」で大切なのはポジティブな印象ですね。
SOU・SOUのスタッフはほぼ全員が茶道未経験で入社してきます。
まさかお茶のお稽古に通うなんて想像だにしなかったスタッフもいるでしょう、いやほとんどがそうだと思います。
それに加え、お茶のお稽古に対して楽しいイメージを持つ方が少数派かもしれません。
SOU・SOU代表の若林はそんな「食わず嫌い」を諭すような親心で「楽しいお茶」を知ってほしい。
とSOU・SOU茶室を作りました。
SOU・SOU茶室が完成し、ここでお稽古がはじまって約1年。
お稽古の様子を写真で見たり、スタッフ間での会話になったりとお茶のお稽古が特別なことではなく、SOU・SOUでの日常に溶け込んでいるのを感じます。
▲普段のほんわかした雰囲気とは違い真剣な眼差しの中島。
普段とは違う様子を垣間見ることができますね。
▲さすが瀬野店長は所作やお辞儀が美しい。
人の所作を見て学ぶことも大事なお稽古だと感じます。
そして、実はこの様子が一番気になっているのはこの茶室を作った私の父。
何かにつけて度々、「茶室、使ってる?」と私に尋ねてきます。
私はこのお茶室でのお稽古はしていないので、いつも適当な返事ばかりしてしまうのですが、
茶室を作った後どうなったかが気になるというよりも、実際に使っていることが嬉しいようです。
ですので、このお稽古の様子を父に見せて喜ばせたいと思います!
《つづく》
========================================
それでは、また明日。
-------------------------------------------
【今日の合言葉】
「茶室彼是(ちゃしつあれこれ)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
-------------------------------------------
2 件のコメント
お茶のお稽古をそれぞれ老若男女問わず、皆さんがされてみる会社って素敵ですね。社長命令(?)で始められた方もみえるのかもしれませんが、皆さんの「やらされ感」を感じないところが「道」の深さだなあ・・と思います。
スタッフさんの共通言語が「茶道」。SOU・SOUだなあ、と感じ入ります。
お菓子、花、裂、お軸、着物、建築、庭。茶道っていろんな「好き」が集大成された文化だからこそ、万人を吸引していくチカラがありますよね。
茶道で「おもてなしを身につけたスタッフさんの接客力。高いはずですよね。
納得です。
はな様
いつも温かいコメントをいただきまして誠にありがとうございます。
もしかすると、SOU・SOUは好奇心旺盛なスタッフが多いのかも知れません!
「何事も一度はやってみる」というのが社長の考えだと思っています。
その一度が自分に合っていればラッキーです⭐︎
より良いおもてなしをできるよう、みんなで精進いたします!