SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“仮名に魅せられて/寺田 由”
みなさん、こんにちは!
SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田です。
茶道をはじめ、習い事などひとつの「道」を長く続けることはとても気力のいることだと感じます。
「好きこそものの上手なれ」と言う諺があるように、好きでなければ退屈ですものね。
「上手」ではないですが「好き」で続けていた習い事が「書道」です。
もともと「文字」を読むのも書くのも大好き。
趣味と言えるものは読書ですし、便利なメールやラインよりも断然!手書きの手紙が好きです。
そして、大人になって知ったことは文字を「鑑賞」することの楽しさです。
仮名(かな)という、中国からもたらされた漢字が簡略化され日本で発達した日本の文字。
そこからさらに簡略化されたものが、私達が普段使用している「ひらがな」や「カタカナ」と言うことになります。
線の美しさ、余白や紙の構成に加え、その豊な表現全てに
たわやかさ、清らかさ、雅さ、艶やかさ、切なさなどを手に取るように感じることができます。
ゆらゆらと書かれた一見、難解な文字もゆっくりと解読し、その情景や心情を想像します。
文字は文明であると同時に芸術でもある!
すっかり仮名に魅せられて、自分でも書いてみたい!と挑戦していますが、書も道・・・そうそう簡単にはまいりません。
SOU・SOUには「SO-SU-U」を代表するように「文字」がモチーフになっているテキスタイルが数多くあります。
中でも私が心惹かれるテキスタイルが「文」。
※「文」の原画はSOU・SOU傾衣の店内に飾っております。
原画を探しに是非お立ち寄りくださいませ!
「いろはにほへと ちりぬるを・・・」と、よく見ると連なる文字はいろは歌。
ついつい真剣に字を追ってしまいそうになりますが、リズムよく表現される「仮名」は文字でもあり、現代のテキスタイルデザインでもあります。
感性で感じる好きなテキスタイルを身に纏えるのもSOU・SOU(装)の良いところ!
■モスリン 宮中袖 袷/文×光琳 燕子花図屏風 写し
テキスタイルデザイナー脇阪さんからの「文」を背に纏い、万葉の世と現代とを繋ぎます。
4 件のコメント
素敵、すてき~\(^o^)/(達筆過ぎて読めませんが^^;橋本さんも達筆ですよね)。
SOU・SOUのコンセプト「日本文化」
なんでしょうね?「かな」、優しい感じがしますよね。
SOU・SOUがローマ字表記は世界に通用するため?なぜ「そう・そう」ではないのかな?
よっ!様
コメントをいただきましてありがとうございます。
そうですね、仮名は優しい感じがしますね!漢字と組み合わせると秩序正しい感じもします!
そういったところがまた日本の美的感覚なのかもしれませんね
こんばんは。
寺田さんは書道も習っておられるのですね。
実は、私も習っておりました。
小学4年生から中学校卒業までと、就職して落ち着いてから再び習い始めたのですが、仕事が忙しくなり辞めてしまいました。
でも「小筆でさらさら~っと毛筆で書いてみたい」という願望が年齢を重ねてなお消えることはありません。今も出来るだけ手書きの挨拶状や手紙を書くようにしています。
書展もいいですが、美術展等に行くと作者が書かれた手紙が展示されていることもありますよね。そこから作者の人となりを想像するのも楽しいですよ(←妄想癖か?)
しかし、傾衣に「文」の原画があるなんて!
今まで敷居が高いと思っていたのですが(すみません)次回SOU・SOU村に伺ったら、「始めの一歩」が踏み出せそうです(笑)
chabo 様
コメントをいただきましてありがとうございます。
chabo様もお稽古をしていらしたのですね!
仰られる通り、私も美術館などで人の手紙などをみて作者の人となりを想像するのが大好きです!笑
腰を据えて行おうと思うとなかなか筆に手がのびなくなりますが、歳を重ねても楽しめる趣味として大切にしたいですね。
薄暗くて入りにくいかと思いますが、傾衣に「文」の原画を是非見にいらしてください!
お待ちしております!