一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“第四十三話/わらべぎオープン”
着衣が出来てから約1年後、スタッフの徳治夫婦の間に子供が生まれた。(今年高校1年生になったはるかだ。)
産後も千夏っちゃん(お母さん)は働く気満々だったので、赤ちゃんを抱っこしながら伊勢木綿のお店に立ってもらうことにした。
赤ちゃんを抱っこしながら働くというのは昔はよくある光景だったと思うが、最近ではほとんど見かけない。
ウチも実家がうどん屋だったので、母親は僕をおんぶしながら毎日朝から晩まで働いていたという。
伊勢木綿の店内レジ前に小さなスペースがあったので、徳治が買ってきたベビーベッドを置いてみた。隙間にぴったりジャストサイズだった。最初からそこに置く予定で買ったと思うくらいピッタリだった。
SOU・SOUの店内にベッドがあって、そこで赤ちゃんが寝ているというのはちょっとビックリするかもしれないが、まーいいかと思った。
お客さんも概ね理解してくださっていたように思う。(中には不快なかたも居られたと思いますが)
そんなある日、僕が経営していた最後の洋服屋を閉めることになった。スタッフのために最後まで残していたのだが、とうとう終了することになった。
そこでその店舗をこの後どうしようかと思っていたら、なにやら千夏っちゃんに良い考えがあるという。
話を聞く為に徳治と千夏っちゃんを連れて焼肉屋に行った。食事しながら彼女が「こども服をやったらどうですか?絶対いいと思います!!」と猛烈にアピールしてきたのだった。
僕は日本のいいものをセレクトした品揃え(現在ではそういう店多いですけど)の「SOU・SOU好み」という店か、国産の絞りだけを扱う「SOU・SOU絞り」という店を考えていたのだが、結局千夏っちゃんの熱意に負けて子供服にした。
店名は、こどもらしい気持ち=童気(わらべぎ)ということから、SOU・SOUわらべぎにした。
(SOU・SOUわらべぎ)
千夏っちゃんは子育て、家事、オッサン(徳治)の面倒を見ながら、わらべぎの企画もやってくれた。あの時期は、情熱大陸が彼女を取材するべきだと思った。。
(次回に続く)
それでは、また明日。
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