SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“火/長沼 ふみ”
テレビ番組「おぎやはぎのハピキャン」の配信を毎週楽しみにしています。
内容は、おぎやはぎがゲストキャンパーにキャンプを教えてもらうというものです。
私自身キャンプに行ったことはないのですが
焚火での火おこしのシーンが好きで、毎回興味深いです。
自分の生活の中で火を見る機会といえば。。
お茶の「炭点前」のお稽古です。
最近は炭を組む時に
燃える姿をなるべく長く見ようと、少しゆっくり動いてしまいます。
お稽古終わりの片付けは
燃え尽きようとする炭の姿を見つめてしまいます。
先生には
「早く燃えすぎても、燃えなくてもよくない。
炭ひとつづつに役割があり、置き方に意味があって、
<利休七則>にも記載がある」
と教えていただきました。
<利休七則>は、
「茶の湯とは」と弟子に聞かれた際の千利休の答えだそうで、
お茶の心構えである「おもてなし」について記した七つの心得です。
1. 茶は服のよきように点て
2. 炭は湯の沸くように置き
3. 花は野にあるように生け
4. 夏は涼しく冬暖かに
5. 刻限は早めに
6. 降らずとも傘の用意
7. 相客に心せよ
「炭は湯の沸くように置き」は
「本質を見極める」という意味だそうです。
見極めるまでの道のりは随分と遠そうですが
湯を沸かしておいしいお菓子を食べ
色々学べるお稽古の時間はおもしろいです。
ハピキャンの火起こしも
火を起こす仕組みを理解しないと見様見真似ではできないようで
通じるものを勝手に感じています。
キャンプもいつか行ってみたいです。
2 件のコメント
「早く燃えすぎても、燃えなくてもよくない。炭ひとつづつに役割があり、置き方に意味があって、<利休七則>にも記載がある」
お茶席、色々学びが多いですね(寺田さんの茶室彼是も)。
素敵な言葉、また、お願いします。
キャンプなどでの火起こしは、防災、災害時の教訓にも!知っておくと良いですよ\(^o^)/
よっ!様
コメント頂きありがとうございます。
お茶を通して学ぶ内容は色々なものに通じるなと感じます。
「茶室彼是」も知らないことばかりで、私も毎週楽しみにしています!
キャンプも挑戦してみます!