一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【9】”
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです!
======================================
SOU・SOUのテキスタイルにもある「南天」を茶室に生けてみました。
南天に深呼吸したくなる甘い香りが早春を感じさせる水仙。
茶室に生ける花は「茶花(ちゃばな)」と言い、私たちが花屋さんで見かけるお花とは少し違います。
「花は野にあるように」
と言うのが千利休の教えだそうで、言葉どおりに野にあるかのように生ける(入れるとも言います)のがお約束。
四季を通じて茶花を見ていると、薔薇や百合のような華やかさはなくとも、可憐で凛としたお花がたくさんあります。
そして茶室の中で唯一「命」あるものがお花です。
同じ枝ぶり、花付きのものは2つとしてありません。
そう考えるとお花ひとつをとっても「一期一会」ですね。
茶人でもあった祖父は茶会の日の朝早くに花を摘みに行き、お客様がいらっしゃるギリギリまで花入れに向かっていたそうです。
他のお道具の準備は前日までに済ませておけますが、生きているお花はそうはいきません。
ありのまま、シンプルと言うことは同時に誤魔化しが効かないと言うことでもあります。
私もお花の正解がわかりません。
「正解はない」が正しいのかもしれませんが・・・
ありのままって奥が深い。
寺田 由
========================================
それでは、また明日。
-------------------------------------------
店舗でお会計時に、以下に掲載している「今日の合言葉」を
言って頂くと、1ポイント差し上げます。(1日に1ポイントのみの進呈です)
毎日変わりますので、ご注意ください。
尚、これは店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
今日の合言葉は 「茶室彼是(ちゃしつあれこれ)」
1 件のコメント
「ありのまま」・・って、一番難しいですよね・・・。