一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

令和3年01月09日 土曜日号

一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事

“第九話/学校の課題 その2”

専門学校は、高校までと違って学生が急にルーズになる。
全然学校に来なくなる人もいるし、学校に来ても遊んでる人もいる。
勉強する気がないなら、高い学費払ってまで来なければいいのに・・と思った。
それは今の造形大学の学生達にも言えることだが・・・。
ちなみに僕はバーゲン行った時を除いて一度も授業をサボったことはなかった。(と思う。)
授業では一日中ただひたすら洋服の製作をする。ボロい校舎も含めてあまりにも地味な毎日だったので、メジャーな文化服装学院やモード学園に憧れた。

写真は自作のフルハンドメイドスーツ。生地はエルメネジルドゼニアのものを当時奮発して買った。
ジャケットを裏返すとこんな感じ
カラークロス(衿裏)は全て手まつり
袖裏はわざとこれ位だぶつかせる。
アームホールは”玉まつり”をする。だぶだぶの袖裏を詰めながら身頃に付ける技法で、これはミシンでは出来ない。
背中はこんな感じ
ズボン
腰裏のマーベルトも全て手まつり。
裾には靴擦れを付ける。ゼニアの文字が光る。
卒業写真は皆自作のタキシード
ちなみに僕の右二人隣はSOU・SOUのパターンをお世話になった金子、その隣は(駄話にも出てくる)よく大相撲に一緒に行った内藤。
左前にいるのはカミさんだ。
日本で唯一のオーダーメイド専門学校、日本メンズアパレルアカデミー(現廃校)。
今から思えば、この学校に行って本当に良かったと思う。
いつかまた、こういう”本物の技術”を教えてくれる学校が日本にも復活するといいなと思う。
(次回に続く)



それでは、また明日。

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今日の合言葉は 「SOU・SOUへの道 第九話」

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2 件のコメント

  • 何度も眺めてますが、凄いですよね(^^;)
    今も服(スーツ)製作は同じような感じなのでしょうか?1枚の布から立体に。
    奥様は同期、同じ志の方なのですね(新参者でして初めて知りました)。
    今後もSOU・SOUの出発点、色々を知って行きたいです。

  • よっ! R3.01.09 12:30:06
    • よっ! 様
      コメントありがとうございます。
      オーダーメイドはその人の体格に合わせて作るので既製品とはちょっとコンセプトが違いますね。
      出来る職人はもう少なくなってると思います。。

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