本間と古川の染織倶楽部 /
“第三十話:『コーマ糸』について”
染織倶楽部、第三十話は『コーマ糸』についてご紹介致します。
コーマ糸とは、カード工程(長さの短い繊維の除去と、繊維を平行に引き揃える工程)
の後で、さらにより短い繊維の除去と繊維の平行度を良くするために、
コーマ(comb クシの意味)と呼ばれる機械を通して紡績した細番手の綿糸を言います。
このような工程によって、強度が増し、けばが少なく、かすかな光沢が出て、
艶も良くなります。ただ原料費、加工費がかさむことから高級糸と言われております。
SOU・SOU×京都丸紅 浴衣
女性用の浴衣はコーマ糸100%の知多木綿を使用致しております。
知多木綿は、明治時代のシャットル織機で織り上げる、
独特の柔らかい風合いが特徴です。400年の歴史をもつ伝統工業製品でもあります。
拡大したもの
男性用の浴衣は綿85% 麻15%を使用致しております。
経糸に麻を使用することで肌に触れたときの清涼感はもちろん、
糸の組み合わせによって凹凸のある生地感を表現し、
浴衣と肌に少しの空間を作りだし清涼感をさらにアップさせております。
拡大したもの
今年新しく登場した SOU・SOU×京都丸紅 浴衣
さらっとした肌触りと、ほんのりと光沢のある生地に他にはないポップで可愛い柄。
すぐお召になれるのもプレタならではです。
この夏おすすめの浴衣を、是非、試されてはいかがでしょうか。