一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“第四話/寮生活スタート”
日本メンズアパレルアカデミーに着いたら、すぐに学校の上にある取って付けたような寮に通された。3~6人部屋が5室あって、僕は8畳位の広さに2段ベッドが3つある6人部屋だった。
自分の場所は2段ベッドの上段のみ。それにカラーボックス1個とロッカー1個が割り当てられた。冷蔵庫と洗濯機は1台を寮生全員で使った。冷暖房はなく、トイレは下の階に行って学校のものを使った。キッチンもなく、手洗い場はベランダにあった。
今から思うと、オシャレとは程遠い、とても大変な東京生活のスタートとなったが、当時はそんなこと微塵も気にしていなかった。若いという事は素晴らしいと思う。
寮生活が始まって3日目でホームシックになった。しかし無理して東京に来させてもらっていたので、めそめそしてもいられない。
そんなことより「早くバイトを探そう」と思った。生活費くらいは自分で稼がないといけないのだった。
バイトはオシャレな店に行きたいと思った。イケてる店を片っ端から探した。しかし、当時有名だった表参道のキーウェストクラブというカフェの面接に落ち、芸能人が集まるという新宿のカラオケバーにも落ち、ちょっと自信を無くしたので、方向転換して新宿西口のラーメン屋「山田屋」で出前のバイトにした。
そして、このラーメン屋で学生生活2年間ほぼ毎日お世話になることになる。
(Googleストリートビューの写真) ※「中華 山田屋」は閉店いたしました。
それでは、また明日。
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今日の合言葉は 「SOU・SOUへの道 第四話」
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