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平成26年04月10日 木曜日号

お知らせ / SOU・SOUからのお知らせ

“京都、自転車ランデブー 2014 春/サイクリング企画 体験レポート”

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京都を楽しむための色んなアイデアを提案する【京都、自転車ランデブー】。
なかでも、ランデブーならではといえる《自転車企画》を、ちょっとご紹介。
4月29日(祝・火)は、“版画”をテーマにサイクリング”。 パンや野菜などの木版画作品で話題の「彦坂木版工房」をナビゲーターに迎え、歴史と伝統ある版元を訪ねたり、木版画の手刷り体験などを楽しみます。
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佐藤木版工房で16年、「摺師」としてひたすらに、手技を磨くことと向き合う平井恭子さん。平井さんを含め兄弟子等3名は、親方から技術を受け継ぎ、未来へその手技を伝える担い手だ。女性は、平井さんただひとり。「とにかく、見た目以上に力がいるんです。あぐらをかいて座って仕事をしているのですが、私は腰がつらかった。最初のころは筋肉痛の日々でした」。
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「女性は根性がある」そう話すのは、親方の佐藤景三さん。歌川広重らに代表される浮世絵版画と、日本画を完璧に再現する京版画と、両方の分野で数多くの作品を手がけてきた。
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木版画の制作は、図案を描く人(絵師)、図案をカタチ・版におこし(彫師)、版を用いて仕上げる人(摺師)に分業される。近世以降京都では、寺社での教典等の出版を担う「版元(出版社)」が多く店を構えるようになった。そして、明治24年に創業したのが「芸艸堂(うんそうどう)」だ。
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京都の友禅染や着物などのカタログ(図案集)を出版してきた芸艸堂。主に染織産業の人は、その図案集をデザイン必携本とし、いまも所有する老舗は多い。「一流の彫師たちが、技術の粋を競ってつくった版木。この蔵にある約数万点もの版木は、活用してこそ本当の価値を引き継ぐことができるんです」芸艸堂の社員・学芸員でもある早光照子さんは、そう話す。
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宝もののような版木でも、それを高い技術で摺り・再現できる人がいてはじめて生かされる。今回のサイクリングでは、そういう意味で欠かせない両者、版元「芸艸堂」で、摺師・平井さんの手ほどきにより、SOU・SOUテキスタイルの版木を用いたポストカードの手刷り体験をします。東西の木版画の担い手のコラボレーションもランデブーならではですが、一日を通じて、木版画の素晴らしさを実感してもらえれば嬉しいです。
『京都の“木版画”をめぐる休日』 《サイクリング》

4月29日(祝・火) 9:30 - 17:00


●集合/版元まつ九(京都版画館)  解散/SOU・SOU ●定員/12名  ●参加費/5000円
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ナビゲーター/彦坂木版工房
2010年に彦坂有紀ともりといずみが始めた小さな木版工房。日本の伝統工芸である「浮世絵」を現代の若い方々に知ってもらうために、全国を回り木版画作品の展示や、ワークショップ、オリジナルグッズや出版物を通して木版画の普及活動を行なっている。
http://www.hicohan.com/
http://www.facebook.com/hicohan


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