SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“地下足袋の事 その2/岡部 優里”
別々のお客様から頂いた2つの足袋ストラップ。
ちゃんと後ろには丸五マーク入の小鉤が付いています。
「見つけた瞬間、岡部さんにあげよう!」と思ったんです!とおっしゃって
持って来てくださったK様には赤い方のを頂きました。
地下足袋を見た瞬間に私を思い出して下さるなんて、なんて嬉しい事でしょう。
もう一つはいつも来て下さるF様が下さったのですが、実は最初に頂いたものが、
キーケースに付け始めて1週間もしないうちに気づけば紐部分しかなく、カバンの中やら歩いた道を
引き返したりして探したのですが見つかりませんでした。
本当に申し訳なかったのですがこれは正直に謝るしかない!と打ち明けたところ
その次のご来店時に「今度は無くさないように!」とこの白い方のを持って来て下さいました。
地下足袋について、の思い入れは以前ブログにも書いた事があるのですが地下足袋に出会う迄、
いろいろな靴を履きました。
輸入車のディーラーで働いていたバブル全盛期のOL時代、
今ではよーあんなん履いて歩いていたな。。と思うようなヒールのパンプス。
若林と一緒に仕事をするようになってからは服装も一変し、ノースウェーブにRED WING、
その果てにはラバーソール迄…。時代の流れを感じます。
特にパンプス時代、なかなか足に合う靴がなかった私は一日デパートをはしごしても
足にぴったり合うものが見つからない時も多く、たまに合う物があれば色違いや
予備のものまでまとめ買いしていました。
今なら地下足袋何足買えるねん、という値段の物もあったような気がします。
(バブル期でしたし…笑)
そんなこんなでいろいろ履いては来ましたが、歳を重ねるにつれ感じる事は
身に付けるものは自分にとって、本当に心地よいもの、自分の気持ちが楽しくなるものが一番!
やっと辿り着いた気がします。