SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“お茶の記憶/寺田 由”
◆はじめてのお抹茶の味、覚えていますか?
大人になってはじめたお茶のお稽古、月に数回ですが心身共にリセットされるようなとても良い時間です。
自分でお茶をするようになり、よく思い出すことがあります。
それは幼い頃に祖父が点ててくれたお茶の味。
いつも幼稚園から帰ると食後に祖父と一服していた記憶があり、楽しみな時間でもありました。
また、お正月になると兄や従姉弟たちを茶室に呼びお濃茶を順番に頂くことが正月行事となっていました。
その頃はお作法などの知識はありませんでしたが、笑顔でお茶を振る舞う祖父の顔が思い出されます。
定かではありませんが、もしかすると私の初めてのお抹茶は祖父の点てたものなのではないのかと思います。
随分前に祖父は他界いたしましたが、家族でお茶をする習慣は今も続いており、
美味しいお菓子や珍しいお菓子があると家族揃っていただくのが恒例です。
普段のお稽古も和やかに楽しみながらしておりますが、お稽古と違って家で楽しむお茶も良いものです。
祖父が幼い私にお茶のお稽古をさせなかった理由のひとつに「お茶は年齢関係なくはじめられる」というのがあります。
もしかすると、私がお茶に興味を持ち、楽しめるようになるのを待っていてくれたのかもしれません。
今も思い出す祖父とのお茶の記憶、
お点前も知識もお茶の世界ではまだまだひよっこですが、初心を忘れずに楽しみたいと思います。
(寺田)
4 件のコメント
いつもお世話になっています。
素敵なお祖父様ですね。ご家族の伝統行事、すばらしいです。ゆうちゃんの優しい口調や、お客様をおもいやる心配りも、そういったところから自然と身に着いたところなのでしょうね。京都好きになるまで、さほどお茶に対して興味は大きくありませんでしたが、最近、御社のネットショップで、お茶道具を購入しょうかと思っていたところです。また何かおたずねするかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
後藤美希さま
コメントをいただきまして誠にありがとうございます。
もったいないお言葉、恐縮でございます。
私もまだまだ修行中の身ではございますが、SOU・SOUのお茶セットをきっかけにご自宅でお気軽にお茶を楽しんでいただけましたら嬉しく存じます!!
どうぞいつでもお問い合わせくださいませ!
昔、祖父が作った抹茶茶碗に、祖母がお茶をたててくれました。紫色の美しい茶碗です。
祖父は、仕事場を見せてはくれますが、最後の最後までろくろの前には座らせてもらえませんでした。土練り3年、ろくろ10年の世界なので。
今、地元の茶室が改修工事中なので、終わったらsou装で頂きに行きたいなって思います。
けい☆Chanさま
厳しい職人さんの世界にいらしたお祖父さまなんですね!
SOU装で楽しむお茶、コーディネートを考えるだけでも楽しみですね。
お祖父さまやお祖母との思い出すステキな時間になりますように・・・。